『文房具図鑑×デルガード』文房具好き少年・山本健太郎君の解説付きシャープペンシルを徹底検証!
以前おためし新商品ナビでも紹介したゼブラの「デルガード」だが、筆圧の強い小学生をはじめ、幅広い年代で絶大な人気を誇り、発売から600万本を売り上げる大ヒット商品。その「デルガード」が、文房具大好き少年・山本健太郎君が出版した「文房具図鑑」とコラボし、『文房具図鑑×デルガード』として発売された!
健太郎君の解説、恐るべし。本当に折れないが、書きやすさに好き嫌いはあるだろう。
2015年当時小学校6年生だった山本健太郎君が、文房具168個について全て手書きで解説した「文房具図鑑」。今や5万部を超す大ヒットとなっており、文房具好きなら一度は目を通しているに違いない。記者も読んでみたが、小学生とは思えない濃い内容に終始楽しまされた。
健太郎君は小学校2年生の時より面白いペンや消しゴムが好きになり、小学5年の時に消しゴムをぶつけあう「消しピン」という遊びで勝つために消しゴムを探したところ、文房具に細かい工夫が施してあることに気づき、文房具に興味を持ったのが始まりだという。
小学校5年生の頃からコツコツ作り上げた「文房具図鑑」を6年生の夏休みの宿題として提出した健太郎くんは、その完成した「文房具図鑑」を行きつけの文具店に持っていったのだそう。文具店がSNSにて掲載したところ、瞬く間に情報が拡散され、nifty(ニフティ)の編集者の目につき話題になったのだ。
そんな「文房具図鑑」の表紙の一部を切り取り、健太郎君の「デルガード」イラストが添えられた、東急ハンズ限定のパッケージ。「デルガード」の本体デザイン自体は以前と変わりない様子だが、『文房具図鑑×デルガード』(希望小売価格 税抜450円・2016年7月25日発売)は、パッケージに味があるのでついつい手に取ってしまう。中には「デルガード」の解説がこれまた手書きで入っている。メーカーに気兼ねしない公正な解説だ。
東急ハンズ限定販売ということもあり、7月31日(日)に東急ハンズ新宿店で、山本健太郎君と文具ライターのきだてたくさんとのトーク&ワークイベントが実施された。
健太郎君の解説に書いてある通り、「デルガード」の最大の特長は、芯が折れないということ。
その理由は、2つのバネにある。軸についているバネは縦の力を吸収し、ペン先についているバネは斜めからの力を吸収する。ペンを紙に対して垂直気味に持つ人でも、かなり寝かして使う人でも、どんな持ち方の人が持っても芯が折れない仕組みになっているのだ。
どんな持ち方をしても、どんなに力を入れても、本当に折れない。折らない方が難しい。
健太郎君の解説には、4,5回のノックで芯が折れると書いてあるが、5回ノックすると確実に芯が折れる。
実際に書くときは、2,3回のノックで十分なので、芯が折れないようにドキドキしながら書く必要は全くなく、鉛筆やボールペンのように思い切り力を入れて書ける。手元にあった一般的なシャープペンシルは、ペン先から少ししか芯が出ていないというのに、ちょっと力を入れるとすぐにポキッと折れてしまう。
「デルガード」を使って気づいたのは、我々はシャープペンシルを使うとき、芯を折らないように…と知らず知らずのうちに気を付けてしまっているということ。「デルガード」を使ってこのようなストレスから解放された気がした。
また、もう一つのデルガードの特長は、芯詰まり防止機能。誰もが一度は経験したことがあるであろう、ペン先に短い芯が詰まってしまう現象だが、なんと「デルガード」には、ペン先に短い芯が詰まらない仕組みだそう。これは非常にうれしい。
ただ、「デルガード」はノックに少し力が必要で、消しゴムのキャップに空いている丸い穴の跡が親指についてしまい、若干痛い。そして、書き心地についてだが、書き始めは心なしかやや硬い感じがする。きっとバネが作用するためだろう。
記者はそれほど筆圧が強くないため、普段使いで折れる機能は必要としない。健太郎君の言う通り、マークシートのような色を塗る時に芯が折れるストレスを感じていたため、使い分けて使用するのがベストだと感じた。これから受験や資格試験を控えた人に、ぜひ手に取ってもらいたい商品。勉強中に芯が折れるイライラから解放されるのは、かなりすがすがしいだろう。
『文房具図鑑×デルガード』は全国の東急ハンズ限定販売だ。
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