ハイブリッドユニットがちゃおフェスに登場! i☆Risが見せたアイドルとしてのもう一つの素顔
「かしこま!」
唐突にパワフルな第一声で登場したのは『i☆Ris』のメンバーでもある茜屋日海夏。自身も出演するテレビアニメ『プリパラ』の主人公“真中らぁら”の決めゼリフで登場すると、客席にいた女の子たちから歓声が沸き起こった。いつもは声優としてお茶の間に元気な小学6年生の声を届けてきた彼女だが、今回はアイドルとしてプリパラが大好きな子供たちの前に登場。その後、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、若井友希、澁谷梓希、とメンバーがステージに現れてイベントを盛り上げる。果たして、女の子たちから人気のある彼女たちの魅力とは何なのだろうか?
2016年8月20日(土)パシフィコ横浜にて『ちゃおサマーフェスティバル 2016』が開催された。当日は客席いっぱいにプリパラ大好きな女の子たちが集まり、『i☆Ris』の登場を待ちわびている。驚いたことに、客席を囲む策の周辺には通路をふさぐほどの大人たちが密集していた。その光景を見ると『プリパラ』という作品がどれほど人気を博しているのかが分かる。
メンバー全員、自身が演じるキャラクターボイスを発しながら観客の前に姿を見せた。彼女たちの登場だけで大喜びの女の子たちだったが、それだけで終わらないのが『i☆Ris』。メンバーがそれぞれ「みんなのところに行くよー!」と言ってセンターステージまで進み、ファンの近くで手を振っていた。ハイテンションのメンバーだからなのかもしれないが、ステージ上にいてもすぐそこまで来ているかのような感覚を覚える。それほど、彼女たちのアクションには、ファンを盛り上げる不思議な力があるように見えた。
ライブパートに入っても、その勢いはおとろえない。オープニングナンバー『プリパラ☆ダンシング!!!』では、茜屋が客席にいる女の子たちと一緒にダンスを踊り、参加者全員でステージを盛り上げた。続けて茜屋、芹澤、久保田から成るSoLaMi♡SMILEの『トライアングル・スター』、山北、澁谷、若井が組むDressingPafeの『ラン♪ for ジャンピン!』を披露し、ポップな歌声とアグレッシブなダンスで子供たちを魅了させる。ラストナンバーでは6人全員で『Ready Smile!!』を歌い、場内をヒートアップさせた。『プリパラ』尽くしのセットリストに、子供たちは大満足の様子。まさに、子供たちにとってはリアルな神アイドルのライブを堪能できたひと時だっただろう。
普段のアイドルとは違った面白さを展開した『i☆Ris』。明るさだけでなく、自分たちの個性をふんだんに活かして、集まった人たちを楽しませる。“次は何をみせてくれるのだろう?”と期待してしまうのは、彼女たちからその瞬間にしか見ることができない新鮮さがあるからだろう。だからこそ、彼女たちのパフォーマンスを見るために、多くのファンが集まったのではないだろうか。ファンと一緒に作り上げることをコンセプトにしている6人だからこそ、毎回違った演出になるのではないだろうか。11月に開催される日本武道館ライブでは、アイドルとしての集大成をどのように描いてくれるのか期待したい。
※写真は記者撮影より
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(執筆者: バラン野島) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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