茂木健一郎博士監修セラピーミュージックを処方!ソニー『いい音診療所』体験レポート

『いい音診療所』入口

仕事に家庭に人間関係。「なんか疲れている…」。ふとした機会にそう感じること、ありますよね。そんな中、ストレス解消の方法として「音楽を聴く」という方も多いのではないでしょうか?
「音」に対するこだわりでは世界屈指の企業であるソニーは、「いい音」への興味を喚起するプロジェクト『Sound Premium』*1をスタート。その第一弾企画として、クリニック『いい音診療所』を11月5日より銀座ソニービル4Fに期間限定でオープンしました。
筆者も日頃のストレスを解消してもらうため、「いい音」を体験して参りました。

*1 Sound Premium ソニー
http://www.sony.jp/soundpremium/[リンク]

まずはカウンセリング

診断は、まずカウンセリングシートを記入するところからはじまります。「苦手な上司からでも、誘われるとうれしいと感じる」「誰とでも騒いだり、はしゃいだりできる」「自分はマイナス思考だと思う」などの25の項目を、はい・どちらでもない・いいえのどれかに印をつけて行きます。
そして受付でナースさんに渡すと、診療所の中に案内されます。

茂木健一郎博士

『いい音診療所』の所長はあの脳科学者・茂木健一郎博士。『Sound Premium』の監修もしている茂木博士は、次のようなメッセージを寄せています。

音に耳を傾けて気配を感じるということは、環境に対し自分の感覚を開いて、環境とコミュニケーションすることと結びついていました。
言葉や音楽には感情に訴えかける働きがあり、それは右脳が感じ取っています。
脳の集中度は、時間が経たないと深いところまで降りてこないので、ある程度まとめて音楽を集中して聴くことが必要です。
音が持っている、感情をかきたて、心を動かす力に耳を傾けることは、人の感性を取り戻すきっかけになると思います。

ウォークマンで試聴

照明の落とされた体験ルームでは、『いい音診療所』の川崎博愛副所長(オーディオアドバイザー)がナースさんとともに、「診察」をしてくれます。
まずは、最新のウォークマン「NW-A86」で約3分間のヒーリングミュージックを試聴します。

診療室内にはスピーカーが鎮座

次に2ウェイ・スピーカーシステム「SS-NA5ES」で、最後に素材や部品をこだわりぬいて音質を追求した最高級モデルの3ウェイ・スピーカーシステム「SS-AR1」で、同じ曲を聴き比べます。
ハーブから入り、ピアノ、フルート、バイオリンと旋律が移る中、鳥のさえずりや木立のざわめきが耳に入り、目を閉じると、自然の中で演奏している情景が浮かんでくるようです。
「鳥の鳴き声や木が風に揺れるのも自然音から収録しています。ヘッドホンでもスピーカーでも、音の広がりや奥行きを感じて欲しいですね」
川崎副所長はそう語り、一音一音に対するこだわりが聴く人を潤す、と強調されました。

処方箋のCD

聴き比べが終わる頃に、診断結果が出た旨ナースさんに伝えられ、処方箋が渡されました。
筆者は「リフレッシュ科」。心身が疲れたときや気持ちを落ち着けたいときに『風の歌』を聴くと自律神経のバランスを整えてくれるとのこと。
「リフレッシュ科」の他には、「ストレス解消科」「安眠科」「ドキドキ科」「リラックス科」の計5つの処方があり、それぞれ「いい音」に癒されたくなったときに、適切な用法・音量で聴くことを勧めています。

『いい音診療所』は、2012年3月まで8回開催されます。
「ちょっと疲れているな」と感じている人は、ヒーリングミュージックを求めて、銀座まで足を運んでみるのも、リフレッシュになるのではないでしょうか。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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