原告側が上訴……レッド・ツェッペリン「天国への階段」盗作疑惑裁判
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先月、レッド・ツェッペリンのロック史に残る名曲「天国への階段(Stairway to Heaven)」のイントロは1960年代の無名インスト曲からの盗用である、との告発を陪審員たちが却下したが、弁護団がこの決定に対し不服を申し立て、上訴したことが明らかになった。
故ランディー・ウルフ遺産管財人の代理人が先週、ロサンゼルス連邦裁判所に上訴申し立てを提出した。
“ランディー・カリフォルニア”として知られるウルフの遺産管財人は先月、彼のバンド“スピリット”が1968年にレコーディングした作品のフレーズが「天国への階段」で盗用されたと主張するも、陪審員たちを納得させることができなかった。
今回提出された文書には、本件を再考すべき理由についての法的な主張がないという。
代理人は、裁判官が陪審員たちに対してスピリットの問題の曲「Taurus」を聴くことを許可しなかった判断について不満を述べていた。同作品が著作権保護されているため、陪審員たちは代わりに楽譜からの解釈を頼りに判断しなければならなかったのだ。
レッド・ツェッペリンおよびレコード・レーベル含む被告側の弁護団は、敗訴した遺産管財人に対し弁護士費用その他で80万ドル(約840万円)近くを求めている。
本件についての審問は8月8日に予定されている。
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