【実食レビュー】生レバーそっくりの『マンナンレバー』食べたよ!さてそのお味は?
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とってもおいしいんだけれども、衛生管理上、取り扱いが難しい食材であるレバ刺し。最近は食べられるお店が減っているようで、飲み歩きが大好きな記者としては実に悲しいところ。
そんな“レバ刺し好き”の気持ちに応えるがごとく!登場したのは『マンナンレバー』。
これは香川県のハイスキー食品工業が開発した「牛レバーの刺身(レバ刺し)にそっくりなこんにゃく」なのです。
こんにゃくで作った“レバー”
この『マンナンレバー』、独自の脱アルカリ技術を用いてこんにゃく特有の臭みをなくした新素材『マンナンミール』を使って作られたもの。
「脱アルカリしたこんにゃく素材を短冊状にカットし、牛のレバーに似た色を付けて定着させ、たれとごま油をからめることで食感と味をレバ刺しそっくりに仕上げました」とのこと。
さらに
・ 牛レバ刺しそっくりの味と食感が楽しめる
・ 食中毒の心配がない
・ 常温で90日間保存できる
・ 前処理(アク抜き)や調理加工不要ですぐ使える
・ 低カロリーで食物繊維が豊富
といった特徴も挙げられています。
『マンナンレバー』は8月下旬から既に飲食店などに向けて業務用として販売されているそうです。編集部でも入手できましたので実食してみました。
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袋に入った見た目は、短冊状に切られたレバーそのもの。調味液に漬かった『マンナンレバー』を袋から出すと、完全に生レバー。
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これをキレイに並べて、刻んだねぎを散らせば……もはや本物のレバ刺しとの見分けは付かないでしょう。
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いざ、実食
塩+ゴマ油、そして醤油を用意して食べてみました。
見た目がかなりレバーっぽいのですが、口に近付けたときに、あの生の臓物っぽい臭いはもちろんありません。
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そして口に運んだ時には「アレッ?! 」と感じる違和感。こんにゃくが元なので当たり前ですが、表面はものすごくツルツルと滑らかなんですね。それでも弾力や歯ごたえは、新鮮な生レバーのそれに結構近い気がしました。
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味わいはと言うと……ほんのり甘めのダシのような味がついているので、ここもレバ刺しとは一味違います。最もしっくりくる感想は「美味しい刺身こんにゃく」というコメントでした。美味しいけれど、レバ刺しじゃないかなー、というのが正直なところかも。
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『マンナンレバー』の原材料は先にも挙げた「こんにゃく製粉」、そしてトマト色素、イカスミ色素、加工でんぷんなど。ここに白だしや食塩、魚醤(ぎょしょう)や醸造酢、魚介エキスなどの調味料で下味がつけられているので、独特の味わいとなるようです。
編集部内の感想としては、こんなものがありました。
「レバ刺しと思って食べるとビックリするけど、違ったおつまみとしてビールには合いそう。ご飯がほしくなる」
「うっすらと下味がついているのが、美味しい」
「食感はなんとなくレバーっぽい」
「醤油やごま油など、ソースの味に大きく影響される」
「カロリーは思いっきり低そうだから、ダイエット食にいいんじゃないかな。サラダにも合いそうな味。」
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完全にレバ刺しではないけれど、お酒のお供やご飯のおかずになりそうな『マンナンレバー』。お店で見かけたら頼んでみるのも一興かも。
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