藤村官房長官の公式サイトに脆弱性か 管理画面に誰でもアクセス可能な状態

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問題となっているURLにアクセスすると、管理メニュー画面が表示される(実際の操作結果は未確認) ※写真はぼかし処理済み

 政府の情報セキュリティ政策会議の議長も務める藤村修官房長官の議員公式サイトで、管理者がメールマガジンの投稿などに使うとされる「管理メニュー」画面が誰でもアクセスできる状態になっていることが2011年10月31日、わかった。

 藤村氏の公式サイトにおいて問題となっているURLへと実際にアクセスしてみると、確かにメールマガジンを投稿することなどができるように見える(実際の操作結果は未確認)。この脆弱性とされる問題を指摘したあるツイッターユーザーによると、10月8日に藤村氏の事務所宛に本件について報告をしているとのことだが、半月以上経った現在も誰でもアクセスが可能な状態に変わりは無いようだ。

 藤村氏の事務所に問い合わせをしたところ、「担当者が不在」とのことで明確な回答は得られなかった。

 政府の情報セキュリティ政策会議の議長を務める藤村氏。議員の公式サイトと言えど、防衛産業大手の三菱重工業などへのサイバー攻撃などの問題が噴出している最中の出来事であり、政府のセキュリティ対策への意識のありようが問われる。

 ※追記:2011年10月31日18時30分現在、藤村氏の公式サイトは「メンテナンス中」となっている。

◇関連サイト
・衆議院議員 藤村修 – 公式サイト
http://www.o-fujimura.com/

(山下真史)

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