アメリカでは当たり前の存在!? “デカフェ”=カフェインレスコーヒーは日本で定着するか?

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サントリー食品は『BOSS』ブランドの新製品『ボス デカフェブラック』を2016年6月28日より発売します。
「デカフェ」とはカフェインレス・コーヒーのこと。最近ではコーヒーショップでもカフェインレスで提供するところも出てきていますが、通常のコーヒーよりも手間がかかるため、500mlペットボトルでゴクゴク飲めるという『デカフェブラック』が、カフェインを気にしてコーヒーを敬遠しているユーザー層に浸透するのかどうか、注目されます。

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発売に先駆けた2016年6月21日に東京・代官山のセレクトショップ『ROOT』で行われたトークセッションには、『デカフェブラック』のポスターを手がけたイラストレーターの長場雄さんと、『ROOT』のオーナーで、アパレルブランド『so far』の山根敏史さんが登壇。

「1日1杯、朝にコーヒーを飲んでから仕事に入ります」という長場さん。世界の一つの国をテーマにしたブランド『FICOUTURE』も手掛け、「アメリカのカルチャーがすごく好き」という山根さんは、「ニューヨークではホテルでフリーのデカフェが提供されている。コーヒーを飲む街の人の姿がカッコいいですよね」と語りました。

たしかに、コーヒーを飲みながら話に興じるジム・ジャームッシュ監督の『コーヒー&シガレッツ』(2003)や、一杯のコーヒーに注がれた情熱を描いたブランドン・ローパー監督の『A Film About Coffee』(2014)などの映画を見ると、アメリカ人に限らず、コーヒーという飲み物が魅力的な存在だと分かります。

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香りや味の成分の低減を抑えて、選択的にカフェインを除去できる製法を導入したという『デカフェブラック』。その上で自社専用工場で焙煎方法を開発し、普通のコーヒー並の濃さと苦味のバランスのよさを実現し、たっぷりと飲めるようにしたといいます。
「デカフェが手軽に買えるのはいいですね」と山根さんも話すように、例えば妊娠中でカフェインを気にする女性などにとっては手軽に入手できるようになったのは朗報。今後、デカフェ=カフェインレスコーヒーが日本でも定着するかどうかは、『デカフェブラック』がこだわった味をどれだけの人が受け入れるのかにもかかっているのではないでしょうか。

DECAF BLACK カフェインレス(サントリー)
http://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/decaf/ [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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