豚インフルエンザで死亡1000人超 ジカ熱だけではないブラジルの感染症

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リオデジャネイロ五輪を控えて盛り上がるブラジル。ジカ熱問題が話題になりましたが、世界保健機関(WHO)の広報によれば、ジカウイルス自体は蚊にさされることはもちろん、感染者との性交渉でも感染するリスクがあることが明らかになりました。

しかしながら、WHO広報の続報によれば、ジカ熱自体は肌の露出を避けたり虫よけを使うなどといった常識的に蚊を避ける対策を講じれば、怖がりすぎる必要はないという情報が配信され、一応の落ち着きを見せています。

オリンピックを待つばかりといった感もありますが、感染症対策はひと段落というわけではなさそうです。ブラジル保健省によると、H1N1タイプのインフルエンザによって、2016年1月から1003人が死亡したことが明らかになりました。

H1N1とは、豚に感染したインフルエンザが人間に感染するようになった変異したインフルエンザウイルス。一般的に動物から人間に感染できるように変異したウイルスは、病毒性が強いとされています。ブラジル保健省が発表した死亡者数は、H1N1変異ウイルスの病毒性をあからさまに見せつけるものとなりました。

同じくブラジル保健省によれば、気温が下がる5月~6月に感染が顕著になり、都市部だけでなくブラジル全土で感染が確認されているとのこと。

気になるのは、リオデジャネイロ五輪を観戦しに訪れる各国の方への感染ですが、有識者によれば手を消毒するスプレーや、マスクなどを用意して予防を意識すること。また、入国前に38度以上の発熱が生じたら空港の検疫所などで症状を説明し、医師から具体的な指示を仰ぐのが重要とのことです。

もっとも、一番重要なのは必要な準備をきちんとして、冷静な対応をすることだとか。せっかくのオリンピックですから、出かける人は楽しんでくださいね。

※写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2011/01/19-344825.php

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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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