【Interview】無駄な会議を会社の資産に!社内体系を大きく改善するドキュメント共有ツール「9docs」に接近
近年はITの力によって、だいぶ整備されつつあるが、まだまだ問題点は残っている。チャットやメールでのやり取りは便利な反面、微妙なニュアンスが伝わりにくく、情報に対する認識の違いを生み出してしまうからだ。
そうした問題を解決すべく生まれたのが、この「9docs」だ。明確な情報共有を目的に開発された、ドキュメント共有ソフトウェア。社員一人ひとりの時間と創造性を重視した、革新的なビジネスコミュニケーションツールである。
開発元は、福岡を拠点に活動するMAISIN&CO.(マイシンアンドコー)。Co-founder / CEOの横溝 一将(よこみぞ かずまさ)氏に、話を聞いた。
・コミュニケーションの粗さやミスマッチが激減
Q1:まずは、サービス開発のきっかけからお聞かせください。
リモートチームを行っていた私たち自身の課題として、“情報共有に食い違いが発生し、ミスコミュニケーションが増えていた”ことがありました。(中略)福岡と東京の遠隔で、しかも外国人同士(Fouder2人は日本人と韓国人)のリモートワークを行っている、弊社ならではの問題点だったように思います。それを解決するために、はじめは社内ツールとして「9docs」を開発し、それまで適当に行っていた会議のフローを刷新しました。(中略)これによりコミュニケーションの粗さやミスマッチが明らかに減り、社内体系の改善にも成功したのです。
Q2:「9docs」とは、どんなサービスなのでしょうか。詳細について、改めて教えてください。
“無駄な会議を会社の資産に変える”を目的とした、ドキュメント共有ツールです。会議をはじめ、業務の効率化ばかりを追い求めて崩壊しかけていた私たちが、どうすればその負のループから抜け出し、社内体系を改善できるのか、効率化に生産性を内包させられるのかを追い求めて、具現している機能がたくさんあります。(中略)「9docs」では、具体的な会議のフローに係る機能の提供はもちろん、社内版Mediumのような機能によって議論が深まるような仕組みや、さまざまな外部サービスとの連携によるカスタマイズ性も備えています。(そのため)会社単位だけではなく、個人のワークスペースとしての活用も、期待できると思っております。
・無駄な時間をなくし、個々の創造性を爆発させてほしい
Q3:本サービスの導入によって、企業はどのようなメリットを得るのでしょうか。
「9docs」では、会議をより円滑に回せるフローと、無駄な会議の削減を実現することが可能です。(中略)私たちの定義する無駄な会議とは、単純な情報共有の目的のみのために複数人の時間を拘束してしまったり、会議自体が形骸化してしまい、もはや意味をなしていないものを指します。「9docs」を活用することで、無駄な会議を削減でき、これまで無駄に費やしていた時間を、一人ひとりが個々の創造性を爆発させる時間へと変えて欲しい。これこそ、私たちがサービスを通して提供したい価値です。
Q4:一般公開以降の展開について、教えていただけるでしょうか。
夏~秋頃に一般公開を予定していますが、7月中旬頃より先行応募をいただいた方々から、配布を開始する予定です。また、昨年11月末より提供しているプログラマー向けノートアプリBoostnoteが、現在161か国へ広がっているのですが、その経験をベースに、積極的に海外展開も図っていくつもりです。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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