『POPEYE』が創刊40周年 フリスビーでシティボーイになれた時代も
マガジンハウス発行の情報誌『POPEYE』が創刊40周年を迎え、東京メトロ表参道駅構内にてアーカイブ展が開催中。
40周年記念号では創刊号を付録に
今月10日に発売された『POPEYE』創刊40周年記念号では、特別付録として創刊号復刻版をつける大盤振る舞い。
本紙の特集は『40年後の西海岸。』だ。
創刊時にスタッフがカリフォルニアに滞在したレポートを記事にしたように、40年後となる現在のカリフォルニアをレポートしている。つまりは2冊を見比べる趣向だろう。
フリスビーはコミュニケーション
創刊40週年を記念して、東京メトロ表参道駅で行われているのが、『POPEYE』アーカイブ展。
駅改札からB1出口へと向かうと、右側の壁が全面広告スペースとなっており、そこに『POPEYE』バックナンバーから選ばれた表紙や誌面を紹介している。
例えば2012年6月8日に発行した783号のコピーは‘サマーボーイと西海岸’で、やっぱり西海岸。
1987年8月5日発行の251号は‘ダイエットと受験勉強’の、今でも通用しそうな文句に。
さらにさかのぼって1977年7月25日の11号では‘フリスビーはコミュニケーションだ!’となっており、表紙の下には‘いまいちスポーツ音痴でも フリスビーが上手なら シティボーイ合格だ’とある。
さすがに「40年前か」と隔世の感がある。
同時に開札内の柱や壁も『POPEYE』の広告で埋まっている。
1976年はどんな年?
同誌が創刊した1976(昭和51)年のニュースをあげてみよう。
同時の首相は、自民党の三木武夫総理。その前は田中角栄で、三木総理の後は福田赳夫、大平正芳と続いていく。そしてロッキード事件(航空機の受発注をめぐる汚職事件)が発覚し、田中前総理の逮捕があった。
アントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦が開催されたのもこの年。
新商品やサービスとしては、『日清焼そばU.F.O.』『どん兵衛きつねうどん』『白い恋人』などが発売、クロネコヤマト(当時は大和運輸)の宅急便、東急ハンズが始まった。
さらにはテレビ番組では、『クイズダービー』(大橋巨泉が司会のクイズ番組)、『徹子の部屋』などが放送を開始。村上龍が『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を受賞したのも1976年。
通行人の反応は?
40年前に10代の少年や20代の青年であれば、今は50~60代。
そんな事情もあってか、アーカイブ展を興味深そうに眺める中高年の男性が目についた。女性は素通りかチラッと目を向ける程度。
少し前に、同じマガジンハウスの『an・an(アンアン)』の表示が同じ場所を飾ったが、その際に多くの女性が足を止めていたのとは全く異なる光景だった。
『POPEYE』アーカイブ展は19日まで。
マガジンハウス『POPEYE』サイト
http://magazineworld.jp/popeye/popeye-831/
※写真は全て筆者撮影
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(執筆者: keisen) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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