『Wikipedia』に「ネットではデマノイと呼ばれている」 英風刺画への言及で民進党・山井和則衆議院議員が大炎上中
民進党の山井和則(やまのい かずのり)衆議院議員が現在炎上中である。
5月30日に国会内で行われた“伊勢志摩サミット”検証チームの会合で、イギリス『TIMES』紙の風刺画を取り上げた山井議員。葛飾北斎の富嶽三十六景を模した風刺画、口を開けた人物風の大波から各国首脳が舟に乗り逃れるという状況、山井議員は大波を安倍総理ととらえたが実際はイギリスの次期首相候補だったというもの。
とある『Twitter』ユーザーが
伊勢志摩サミットの風刺画。
G7首脳陣が「あんな破滅的な愚か者(=安倍総理)から逃げれて本当に良かった」と言っている。元ネタは葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景』の一枚。実物と並べてみると細かいところまで似せてあるのがよくわかる。
とツイート(現在は削除されている)、『2ちゃんねる』には
【悲報】安倍ぴょん、海外の風刺画でG7での醜態を思いっきりバカにされる
といったスレッドがたつなどしていたのだが、山井議員の発言もそれと同じような主旨のものだった。
山井議員の発言を受け、今度は「ネットの“安倍風刺画デマ”に釣られた山井議員」ということで、まとめサイト等にも取り上げられ、議員の『Twitter』アカウント(@yamanoikazunori)には批判が殺到。
31日には『産経ニュース』も
民進・山井和則国対委員長代理、英風刺画を捏造? 英首相候補の絵を安倍首相と決めつけ「大馬鹿」と批判
http://www.sankei.com/smp/politics/news/160531/plt1605310037-s1.html[リンク]
という記事を掲載する。
その後、6月1日には
民進・山井和則国対委員長代理 英紙風刺画“捏造”問題で誤りを認める 「外務省が否定しなかったので…」
http://www.sankei.com/politics/news/160601/plt1606010013-n1.html[リンク]
という記事も掲載されたが、『Wikipedia』には「ネットではデマノイと呼ばれている」と記載されてしまうなど、未だ大炎上状態となってしまっている次第である。
※画像は『Twitter』より引用(一部加工)
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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