【コラム】映画『テラフォーマーズ』は『デビルマン』を超えたのか!? ※微ネタバレあり
4月29日より公開となった映画『テラフォーマーズ』。
「あの進撃騒動を上回る可能性すらある」 前田有一さんの映画『テラフォーマーズ』感想ツイートが話題に
https://getnews.jp/archives/1424428[リンク]
や
前田有一『超映画批評』で『テラフォーマーズ』5点 公開前なのに『Yahoo!映画』でも酷評される
https://getnews.jp/archives/1450810[リンク]
といった記事でお伝えしましたが、公開前からネットでは何かと話題になっていました。
一方で、藤本エリ記者の
【映画レビュー】バカバカしい設定を大真面目にやるのってさ最高じゃん?『テラフォーマーズ』
https://getnews.jp/archives/1444244[リンク]
というレビューもあり、また『Twitter』では
テラフォーマーズの評価が真っ二つなんだけど、その内容が
「デビルマン実写よりは酷くない、ただただつまらない」
「デビルマン実写と違ってマジで笑えない、本当に酷い」というデビルマン基準の次元で真っ二つなのでなんかもう救えない空気が出来上がりつつある
— 青鷹@E6甲攻略中 (@_AOTAKA_) 2016年4月29日
テラフォーマーズの評価が真っ二つなんだけど、その内容が
「デビルマン実写よりは酷くない、ただただつまらない」
「デビルマン実写と違ってマジで笑えない、本当に酷い」
というデビルマン基準の次元で真っ二つなのでなんかもう救えない空気が出来上がりつつある
というツイートが1万リツイートを超えるくらいに話題に。
その他にも『Twitter』上では『テラフォーマーズ』と『デビルマン』を比較するツイートが散見されたので、気になって観て来ました。1100円で観られる日に。
「池田秀一さんの虫解説のナレーションいいなあ」
「変身するときポーズつければいいのに」
「『タトバ! タトバタトバ!』って串田アキラさんが叫べばいいのに」
という感じで、作中に「アース製薬」の文字を発見したあたりから脳内で『仮面ライダーテラフォーマー』という設定を勝手にこしらえ、『デビルマン』には遙かに及ばないくらいに楽しんで観てしまいました。また、前田有一さんは批評の中で敵が「黒くてテカテカして」おらず、「茶色く薄汚れ」ていることに異議を唱えておりましたが、十分なくらいキモくて嫌悪感はあったように思います。
今思い出しても、伊崎兄弟の
「あー、おれデーモンになっちゃったよー」「ハッピーバースデーデビルマン!」
、宇崎竜童・阿木燿子夫妻の
「あなた、浮気したことある?」「浮気したことないよ」
などの「なぜここでそのセリフ!?」といったやりとりの数々や、唐突に出てくる小錦や小林幸子、その他諸々、鑑賞し終わったあとに映画館でどうしていいかわからなくなったのは後にも先にも『デビルマン』だけであり、私にとってはワンアンドオンリーだったというのを再確認した次第であります。
ちなみに、同じような感じで『ギャラクシー街道』も観に行ったのですが、確かにつまらなかったけど後半30分くらいのとこでクスっときたところがあったのでやはり『デビルマン』とは次元が違うと思いました。
『デビルマン』の公開は2004年ですが、今でも当時劇場であの作品を観てしまったという人とは、艱難辛苦を乗り越えた戦友のような気持ちで語り合うことができるのですが、果たして『テラフォーマーズ』を観た人同士で10年後そんな気持ちになれるのか。皆さんもご覧になってみてはいかがでしょう。
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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