KAT-TUN亀梨「ちゃんと時間を進めていかなければ」『櫻井・有吉THE夜会』充電前ラスト出演 ファン「応援し続ける」

夜会

5月1日より充電期間に入るKAT-TUNをゲストに招いた、TBS『櫻井・有吉THE夜会 また逢う日までサヨナラSP』を4月28日に放送した。KAT-TUNにとってはこれが充電期間前ラストのバラエティ出演となった。

KAT-TUNは3月末に田口が脱退、事務所からも退社し、メンバーが3人になることをうけて、5月1日のデビュー10周年記念ツアー千秋楽である東京ドーム公演をもって充電期間(グループ活動休止)に入る。

番組の「夜会掲示板」コーナーでは、3人が「充電期間前の今こそ、弱点を克服したいので協力お願いします!」と熱望し、弱点の克服企画などを行った。

また、3人では初のドームツアーとなった10周年記念ツアー『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST 10Ks』の名古屋公演の映像が少し流れ、ライブ後のファンの気持やメンバーの心境をインタビュー。

中丸:今はまだピンときてないんですよね。お客さんがどういう風に受け取ったかっていうのがちょっとわからないですね。今までは5人になった時も4人になった時もそんなに感じなかったんですよ。けっこう前向きな空気でやってたんですけど。なんか今回のライブは充電期間に入るっていう意味もあるから、ものすごく心の中を読まれてる感じがするんですよね。

上田:なんか覚悟ができました。これから自分たちが個々に頑張っていって、ファンの方々に笑顔になってもらうために頑張るんだなって覚悟が、すごくできた気がしたライブだったなって思いますね。

会場に訪れたファンからは「人生の半分をKAT-TUNと歩んできたという感じだからすごく寂しい」という声もあったが、「不安なこともいっぱいあったし、10周年までいいことばっかじゃなかったけど、これからもずっと応援していく」「充電期間に入るのは悲しいけど、乗り越えます。戻ってくることを待ちます」「全然終わりじゃないと思ってるんで。こっちも決意した感じ」「3人でもやっぱり好きだなって。これからも応援し続けていきたいと思います」と、涙ながらではあるが前向きな言葉も出てきた。

VTR後、亀梨は「普通であれば、やっぱりこういうことがなく、グループ活動しながら解決していかなければいけないのが当たり前のことなんですけど。とにかく、この10年いろいろあったけど、自分が諦めずにKAT-TUNの亀梨和也だっていうことを貫けたのって本当にファンの方たちの存在なので。そこもちゃんと含めて時間を……うん……こう……進めていかなければならないのかな、と思いますね」と、少し言葉を探すように心境を口にした。

先輩である嵐・櫻井は、「もちろんファンの方もそうだけど、この充電期間という中で、CDとかDVDとか見て新しくKAT-TUNのファンになる人ってたくさんいると思うんですよね。この充電期間で新しくファンになってくださるみなさんも、いつかまたKAT-TUN見られるのを待っていてもらいたいなと。別に充電期間だから、ちょっと私ファンになるのは……って言うことじゃなくて、今のこの時期もみなさんどんどんと、僕達KAT-TUNを応援してもらいたいなと思います」と、最後は亀梨のモノマネをしてスタジオを笑いに包んだ。

KAT-TUNの異端性

ここからは個人的に感じたことだが、今回の番組内でも、真剣に言葉を選び気持ちを伝えた亀梨。昨年11月の音楽特番『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト』生放送で最初に田口の脱退を発表した際も、亀梨は関係者、ファンに心配と迷惑をかけて申し訳ないと謝罪の言葉を述べ、中丸、上田ともに頭を下げた。また、公式なメンバーコメントも発表。そこには、「なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです(亀梨)」「何度も説得を試みましたが意志が固く、自分の力不足を痛感しています(上田)」「考えに大きな隔たりがあり、最善を尽くしましたが、その溝を埋めることは出来ませんでした(中丸)」といった、3人の苦しい心境も含まれていた。

どこまで大人の力が働いているかはわからないが、ここまで赤裸々に、感情的に、内情を打ち明けるアイドルグループは珍しい。華々しいデビュー当時からキラキラというよりはワイルドな攻めたスタイルで異彩を放っていたKAT-TUN。隠さずまっすぐに向き合う姿勢は、どこまでも異端だ。だからこそ応援するファンにも、何度もメンバーの脱退を繰り返しても乗り越え応援し続ける強い力があるのかもしれない。

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