あの「いろは柄」の作者!人間国宝の染色家 芹沢銈介の様々な側面を見つめる「芹沢銈介のいろは」開催中

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「いろは柄」という言葉でカラダがピクッと反応した方はかなりの染色通!と言いつつ、「染色通」という言葉があるのかどうかは不明でありますが、日本の伝統工芸、強いては着物周りにとても興味のある方であることは間違いないでしょう。

代表作「いろは柄」を手がけたことでも知られる人間国宝 芹沢銈介氏の展覧会が開催中です。

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人間国宝 芹沢銈介氏は静岡県生まれ。重要無形文化財「型絵染」の保持者で、1956年4月に「型絵染」の保持者として認定されました。その評価は国内にとどまらず、生前、大成功を収めたパリ展をはじめ、アメリカ、イギリス、ロシアなどでも個展が開催されているほど。

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現在、東京国立近代美術で開催されている「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」は、2015年にアジア民族造形研究の先達である金子量重氏から寄贈された芹沢作品167件430点を核として構成され、屏風やのれん、型染本、カレンダー、装幀からスケッチ、下絵、本の割り付けイメージに至るまで多種多様な作品が紹介されています。

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いろは柄を見ていただくとわかる通り、ここまで文字が生き生きと伸び伸びとしたデザインはなかなかあるものではありません。表現の仕方を恐れずに言うと平成時代においても十二分に通用するポップさを兼ね備えた美しいデザイン。

そんな芹沢銈介氏のひととなりを、本展で感じてみてはいかがでしょうか?

「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」は2016年3月5日〜5月8日まで、東京国立近代美術館 工芸館で開催中です。

芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション 東京国立近代美術館工芸館

画像出典: 特選きものコレクション
芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション
芹沢銈介

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