『ストリエ』という新しい縦スクロールの読み物作りに挑戦してみた!

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「ストリエ」という全く新しい読み物コンテンツを作ることができるというので、記者が実際に作ってみた。
紙の書籍や電子書籍の市場が全体として低迷する中で、若者に浸透しているLINEのような形式、すなわち縦スクロールでテキストや登場人物、セリフのような吹き出しから挿絵、動画まで駆使してコンテンツを作ってしまおうという試みのようだ。

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読み手側はPCでもスマホアプリでも可能だが、作る方はPCのみとなる。
誰かのコンテンツを読んでそのレビューをするだけでは面白くないので、記者らしく書き手に回ろうと思ったのがきっかけだ。
そこで、仕事上でいつも世話になっている女子二人に「焼肉を食べに行くから手配せよ!」という誘いを出して、そのてん末を読み物にすることにした。
ストーリーそのものは物語らしく一部について盛ったところはあるが、基本的にすべて実話であり架空はない。

記者が書いたストーリーはこちら

「小娘に『焼き肉計画を立てろ!』と命じた結果」
https://storie.jp/creator/story/episode/26163

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物語は、ストリエでご覧いただくとして、本当に成田空港からLCCでソウルに飛んでしまった記者。

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99番ゲートというとんでもなく遠い場所から搭乗するのは、もはやLCCのお約束。
銀河鉄道999じゃあるまいし…などと思って搭乗した。

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このように動画を埋め込むこともできるのは表現力を増すうえで大きな武器となる。

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挿絵とは言いながらも、写真を埋め込んでもかまわない。

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1000円から98000ウォンに両替。
この98000ウォンで翌日の出国まで持たせる。

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仁川空港からソウル市内へはバスや鉄道があるが、A’REXという空港鉄道にした。
KTXも走るが、高速で走るわけではないので時間は大して変わらない。

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座席は固定クロスシートで集団離反式。もはや日本では存在しないタイプのシートコンフィギュレーションでシートそのものは0系新幹線電車の初期型に似ている。

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直行列車は途中の停車がないため、乗客の移動はなく座ったままなので連結部分の通路は狭くても支障はないのだろうか。

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地下鉄駅構内で日本人としては見てはいけないというか、見たくないものを見てしまった。
ガラスケースに収められた竹島の模型。
ご丁寧に日本語の説明も書いてあるのだが、独島という韓国側の島の名称と所在住所が書いてあるだけで、そのほかの説明は客観的な地理的な事実が書いてあるだけだった。英語もハングルもおおむね同じ説明だと思われる。
ところが、立ち止まって見る人は皆無で記者だけが写真を撮っていたようだった。

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かつては千葉県と茨城県の一部だけで販売していたマックスコーヒー。
現在は全国で発売されている練乳の入った甘いコーヒー。
まさか韓国でも売られているとは思わなかったが、味はちょっと違っている。日本のマックスコーヒーファンには物足りないかもしれない。

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さて、とりあえず書き手に回ってみた記者は疑問点について、ストリエの担当者に書面でインタビューをした。

--ストリエに掲載されているストーリーのジャンル割合はどのようになっていますか?

出版社様からはライトノベルレーベルの作品を多く掲載していただいておりますが、KADOKAWA様は橋本環奈さん主演で絶賛公開中の映画「セーラー服と機関銃」(原作:赤川次郎)の文庫シリーズを展開していただいています。
また、一般クリエイター様による投稿作品は、ファンタジー系から日常エッセイ、コメディーからホラーと、本当に様々なジャンルを投稿していただいています。 割合的には今のところ均一に近いです。
面白いところでは昨年、怖い話の体験談を島田秀平さんを審査委員長にお招きして特集企画として実施したのですが、すごい人気でした。
ストリエでは随時さまざまな特集企画を実施していますので、ジャンルに偏りなく時期などによって掲載作品のジャンルが変わるのも面白いところかもしれません。

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--今回記者が書いた旅行記や紀行文は割合としては少ないのですか?

まだまだ多くないです。 絶対に面白いジャンルだと思いますので、今回の記者さんの作品がキッカケになって増えるのでは!?と期待しています。

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--今回のストーリー(https://storie.jp/creator/story/episode/26163)についてはいかがですか?

作品タイトルからして設定がとても面白いです!
焼き肉を食べに、いきなり空港に連れていかれて、そのまま海外に行ってしまうなんて!(笑)
個人的には3人の掛け合や、お店の方や旅先で出会った方との会話をもっとみてみたいです。エピソード7くらいまでいけるんじゃないかと。(笑)
あと、焼き肉のシーンで動画が観たかった!
それと、実はストリエはシーン毎に背景も変えられます。
例えば、飛行機の離陸シーンで明転して青空の背景にしたり、お店に入るシーンで暗転して店内の写真を背景にしたり。
これらの演出で、焼き肉の香りがただよってくるくらいに臨場感がさらに高まります!恐らく。(笑)

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実は、背景がシーンによって変えられるのは記者も理解していたのだが、普段CMSで記事を書いている記者にとってはインターフェースが使いにくく断念してしまったという経緯がある。この点についても聞いてみた。

--インターフェースの使いにくさ(背景の設定方法・文字色の見にくさ)について、改善やバージョンアップする予定があれば今後の展望を含めて聞かせてください?

大変ありがたいことに皆様より日々、いろいろなご指摘、ご提案をいただいております。我々も期待に応えるべく日夜ご意見を参考に研究開発をしていますのでご期待ください。
投稿方法はこれからもっと使いやすくなりますし、読み易さの改善も進んでいく予定です。

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--ストリエをどのような人につかってほしいとお考えですか?

基本的には、どなたにでも使ってほしいと思っています。
今回の旅行記でもそうですが、食レポみたいな作品は読んでみたいですし、我々の想像もしなかった使い方をしてくれるのでは!?と期待しています。
料理レシピにストーリーを付けて展開していただいているクリエイターさんや、古いパソコンのレトロゲームを動画付きで紹介していただいたり、新しいクリエイターさんが続々と登場しています。
イラストが描くのは苦手でも、読ませる文章を書くのが苦手でも、日々の妄想や頭の中で考えていることをそのまま表現できるのがストリエの楽しさだと思っています。

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今回は、取材目的もあり弾丸海外旅行でストーリーを書き上げたが、ブログ代わりとしての使用も可能性としては考えられる。
一般向けではなく、とてつもなくマニアックなコンテンツの提供も面白いだろう。
記者を含めてコアなヲタはどこの世界にもいるもなので、様々なジャンルの開拓という意味でも新しい手段となりうる。

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すべてのコンテンツを自力で書こうと思えば、若干のクリエーター精神が必要だが、それもインターフェースの改善とともに踏み出しやすくなることだろう。
読み手としてだけでははなく、書き手として読んでもらう快感を味わってみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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