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【モノ・マガジンのデジカメ報告No.9】超弩級フルサイズミラーレス『ライカSL』

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モノ・マガジンのデジカメ報告No.9

本稿は1982年創刊モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス刊)好評デジカメ連載『写真家:織本知之のデジカメナウ』や『電子寫眞機戀愛(デンシシャシンキレンアイ)』を気まぐれに、順不同に、電脳スペース上に移植したものである。または、カメラ片手に世の森羅万象を記録せんと闊歩する電磁カメ戦士たちにおくるラブレターでもある。

写真家:織本知之の電子写真機恋愛『ライカSL』

 威風堂々のフルサイズ大型ミラーレス一眼、ライカSLの登場でございます。

 これまでの「ミラーレス」という単語からイメージする「本格派一眼レフの複雑なミラー機構を除き、軽快軽量コンパクトなボディで気の置けない撮影スナップに最適なエントリー層向けレンズ交換式デジタルカメラ」という認識を根底から覆すデジタルカメラでございます。初めてホンモノを目の当たりにしたとき誰もが「あ、デカッ」と思いながら口ごもると思います。

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実に堂々の幅147ミリ、高さ104ミリの約847g。厚みはミラーレスらしい薄手の39ミリですがこれほど威風堂々のミラーレス一眼はわたくし初めて。写真で見る限りワリと小さめ……。

 たとえば、新垣結衣ちゃんの身長は169センチ……と聞けば、え? と思ったでしょう? 華奢で小柄なイメージですもんね。でもヒール履いたら俺より……という要らぬ心配にドキがムネムネしちゃいますね。だいじょうぶ、まったくもって要らぬ心配です。

 しかし、同じ高嶺の花でもこちらライカSLは違います。ローンさえキチンと払えば貴方の傍はおろか、なんなら腕の中にだって……その来るべき日のために、少々おさらいをしておきましょう。

 ご存知の通り、ライカといえば独逸の科学力の結晶のような最強高級カメラなのですが、我が国メイドのカメラとは少々違う作法がございます。まず、ボタンにナニするための表示がされておりません。国産デジカメであれば、まずは緑色した三角をつけましてこれを再生ボタンとし、消去ボタンには間違えるとイケマセンからゴミ箱を赤色のイラストで注意喚起、そうだ決定ボタンにはサービスで「OK」と透かし彫りを入れて……というユーザーフレンドリーにもほどがあるサービスぶりです。

 が、このライカSLの背面モニターの周りに配置された4個のボタンにはなんの表示もありません。その代り2・95型タッチパネルにメニューをひとたび表示すれば直感的に機能を選択ならびに操作できるように巧みに配置されております。実にクール! プロの道具とはこうでなくてはなりません。

 そして極めて堅牢なアルミニウム削り出しのボディには防塵防滴機構が施され、厳しい撮影環境へ立ち向かうという迫力と意気込みが伝わります。

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この強靭なボディに包まれた2400万画素のフルサイズCMOSセンサーは「LEICA MAESTRO Ⅱ」(ライカ マエストロ ツー)画像処理エンジンでコントロールされ、最高11コマ/秒の高速連写と幅広いダイナミックイレンジかつ、高感度撮影でも低ノイズでシャープな描写力を発揮いたします。その最高撮影感度はISO50000もの高感度を実現いたしました。

そしてライカSLの目である電子ファインダー「EyeResファインダー」はタイムラグをほとんど感じさせず、440万ドットの精緻な視野は光学ファインダーに遅れをとらないばかりか、暗所や逆光時には光学ファインダーよりも優れた視認性を発揮。すなわち最強画質を目指しミラーを取り除いたフルサイズデジタルカメラなのであります。別に小型軽量を目指したワケではなかったのです。世界中のプロフェッショナルたちに向けた汎用性を考え、このようなカタチになったという機能優先の美しいボディと構造。

 そしてこの頑強かつ最先端の技術が詰まったボディに「バリオ・エルマリートSL f2・8-4/24-90㎜ ASPH.」が組み合わされたときに最高のパフォーマンスが発揮されるのでございます。

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フルサイズミラーレス構造に最適に設計されたこのレンズは「軽量化? コンパクト化? なにソレ? ライン川流域では聞かない単語だなあ」と言わんばかりの堂々たるサイズと質量は、上質のレンズをふんだんに使用しているその証なのであります。

広角側24ミリで開放F値2・8の近接撮影能力に優れたズームレンズはフルサイズセンサー機らしい立体感のある描写から、望遠側90ミリF4のシャープな描写力を発揮する中望遠撮影までその光学性能を遺憾なく発揮し約3.5段分の手ブレ補正効果はどんな撮影条件でも頼もしい威力をもたらすのであります。

 でもライカってお高いんでしょう? 確かに安くはないし、どちらかというと目の玉が飛び出る価格でございますがその描写、空気感、シャッターの手ごたえ、カメラボディの握り心地、レンズの質感なにをとっても超一流でありますゆえ、シャッターを切るごとロマンを感じずにはおられません。さらばフトコロ具合。

 では諸君、ヴァルハラで会おう。

本気になった業務用ポイント

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安心のメディアダブルスロット化は業務で使用する上での悲願。なかなか起こらないメディアのトラブルですが、まったく無いワケではありません。普段から万が一に備えておけるという安心のフェイルセーフ。

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記者:

1982年創刊のモノ情報誌のパイオニア。

ウェブサイト: http://www.monomagazine.com/

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