女性向け「囲碁」フリーマガジンが「まるでファッション誌みたい」とネットで話題
囲碁のフリーマガジン「碁的(GOTEKI)」が「まるでファッション誌のようだ」とインターネットで話題になっている。
2011年5月15日に発行された「GOTEKI」最新号は、美しい女性が可愛らしい笑顔で表紙を飾っている。写真やデザインがまるで「JJ」や「CanCam」といったファッション誌のようで、一見すると間違えてしまう。しかし、表紙の文字をよく読んで見ると「わたし囲碁ガールになります」「囲碁メン恋の徹底攻略」「囲碁恋愛格言講座」といったタイトルが並んでおり、まぎれもなく「囲碁」のフリーマガジンだ。
もともと「碁的」は、囲碁普及団体「IGO AMIGO」が運営するイベント「囲碁フェスティバル」の広報誌として、2008年10月に第1号が発行された。同誌のプロデューサーで運営母体「IGO AMIGO」ディレクターの松原独歩さんによると、「若者へ囲碁を普及させるというコンセプトのもと発行された」というが、「なかなか若い女性へのリーチがなかった」と話す。
松原さんたちは、20~30代の女性にも囲碁を普及させるために、2010年9月の「碁的」第3号で、まるで「ファッション誌」のようなデザインに一新。表紙写真には女流棋士の万波佳奈さんを起用した。その結果、「IGO AMIGO」が主催する囲碁のワークショップに劇的な変化が起きた。それまでお年寄りが大半だったワークショップに若い女性が多く来るようになり、松原さんは「特に入門講座では8~9割が女性になっている」と明かした。
このように囲碁に取り組む若い女性を同誌内では「囲碁ガール」と呼び、「IGO AMIGO」では今後、「囲碁ガール」たちを集めたイベントを開催を予定しているという。9月3日には「カクテルを飲みながら碁を打つ」女性限定のイベントが控えている。女性たちが雑談しながら囲碁について語るような「ブーム」が起きる日も近いのかもしれない。
◇関連サイト
・碁的 GOTEKI – 公式サイト
http://goteki.jp
(山下真史)
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