マンガ『四月は君の嘘』に学ぶ、逆境のときに思い出したい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた
©新川直司 / 講談社
「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?
普通に仕事をしているだけでは、なかなか気づくことのできなかった考え方など「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを紹介する「大事なことは全部マンガが教えてくれた」シリーズ。
今回は、アニメにもなった大人気マンガ『四月は君の嘘』(©新川直司 / 講談社)より、逆境のときに思い出したい言葉をご紹介します。
逆境をいかに乗り越えるか
挫折や逆境という苦しい状況は、誰しもが一度は味わったことがあるでしょう。とても苦しく、つらい日々が続くことになりますが、そこでそのまま諦めるのか、それとも抗って乗り越えるのか。それによって、その先に続く未来が大きく変わってきます。逆境のときでもあきらめずにあがき続ける重要さ。
そのことを教えてくれる1フレーズがこちら!
スーパースターに挫折はつきものさ。
逆境でこそ、そいつが本物かどうかわかる。
だってよ、星は夜輝くんだぜ
©新川直司 / 講談社
主人公の有馬公正は、小学生の頃天才の名をほしいままにしたピアニスト。しかし母の死をきっかけに、演奏中に音が聞こえなくなるという状況に陥り、しばらくピアノから距離を置いていました。
中学生になった有馬は、ある日宮園かをりという、圧倒的な個性をもったヴァイオリニストに出会い、彼女に突き動かされる形で、またピアノを弾くようになります。少しずつ、ピアノへの思いが蘇りだす有馬の気持ちを見透かしたように、宮園は「毎報音楽コンクール」への出場を、彼に命じました。
小学生の頃にコンクールを争ったライバルたちの演奏の後、いよいよ有馬がステージの上に。最初は順調に演奏を進めていた有馬でしたが、「音が聞こえなくなる」という症状が現れ始めます。
焦り始める有馬は、親友の渡とのある日の夜の会話を思い出します。サッカー部に所属する渡は大会で敗退。「スターになりそこねちまった」と有馬に告げると、有馬は「スーパースターに挫折はつきものだよ、ドラマになる」と答えました。
それを受けて渡は「じゃあ、お前にぴったりだ」と返します。そして、また音が聞こえなくなるかもしれないと不安にさいなまれる有馬に対して、上記の言葉をかけたのです。
逆境でこそ、真価が問われる
仕事においても、逆境に遭遇することも多いのではないでしょうか。それは、必ずしも自分でコントロールできるものでもなく、否応なく逆境に立たされてしまうこともあります。
逆境に立たされることがないのであれば、それに越したことはありませんが、それを避けることが難しいのであれば、大切なのは「逆境に立たされた時、どう振る舞うか」ではないでしょうか。
諦めてしまうのか、それとも乗り越える努力をするのか。逆境に立たされた時こそ、真価が問われる時です。星が夜に輝くように、逆境でも力を発揮できる人、そして逆境を乗り越えられる人こそ、スターと呼べる人なのでしょう。
今自分が逆境に立たされていると感じたら、むしろ「力の発揮しどころ」と捉え、乗り越える努力を惜しまないようにしたいものです
>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ監修:リクナビネクストジャーナル
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