実弾射撃の迫力が伝わる 自衛隊「総合火力演習」

access_time create folder生活・趣味
「戦果拡張」に移行する戦車群

 陸上自衛隊が戦車やヘリコプターでの実弾射撃を含む演習を行う「平成23年度富士総合火力演習」が2011年8月28日、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施された。演習では90式戦車や対戦車ヘリコプターAH64Dなどが登場し、想定される状況に基づいて行動。実弾射撃を行った。終盤の「戦果拡張」では、演習場一帯が轟音と弾幕に包まれた。

 「富士総合火力演習」は陸上自衛隊の演習の一つ。通称「そうかえん」と呼ばれるこの演習は一般公開されており、入場券があれば観覧できる。今回の演習には自衛隊員約2400名、戦車・装甲車約80両、航空機約30機などが参加。その模様はニコニコ生放送「平成23年度富士総合火力演習@ニコニコ生放送」で中継された。

実弾での射撃も行う「そうかえん」

 後半の「後段演習」では「陣地防御する敵を総合戦闘力を最大限に発揮して攻撃する」状況の演習が行われた。ヘリコプターによる「偵察活動」ののち、偵察部隊が空路から潜入。さらに味方の攻撃を容易にするための「ヘリボン攻撃」に移行するなど、攻撃規模は徐々に大きくなった。74式戦車や90式戦車が登場し砲撃を行うと、爆風がカメラの設置場所にまで届き、ニコニコ生放送の画面は大きく揺れた。さらに、部隊が一体となって目標を攻撃する「機動および航空機による戦果拡張」では、多数の戦車やヘリが勢ぞろいし、演習場一帯は轟音と弾幕に包まれた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]総合戦闘力を用いた演習から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv59910578?po=news&ref=news#1:29:53

(土井大輔)

【関連記事】
「ヨウ素はなかなか落ちなかった」自衛隊特殊武器防護隊長が語る
自宅へ”一時立ち入り”した浪江町住民に中継基地で話を聞く「ネコが住み着いていた」
海自の練習艦かしまの艦長「オペレーション・トモダチ」を語る
打ち上げ直前!スペースシャトル「ディスカバリー」の歴史を振り返る
大震災から3ヶ月 行方不明者8000人に「あきらめることなく捜索を続ける」

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 実弾射撃の迫力が伝わる 自衛隊「総合火力演習」
access_time create folder生活・趣味
local_offer
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。