2011年夏の甲子園、あなたの選ぶベストゲームは?
日大三高(西東京)の優勝で幕を閉じた第93回夏の甲子園。2011年8月24日のニコニコ動画では、甲子園開幕前に行われた予想番組の続編「キミを忘れない・・・夏の甲子園、徹底解析」が放送され、優勝した日大三高の軌跡を振り返った後、出演者たちがそれぞれ大会のベストゲームをプレゼンした。
360°モンキーズ・杉浦双亮さん
2回戦 帝京(東東京) 3-5 八幡商(滋賀)
帝京高校野球部出身の杉浦さんは、「一番甲子園のマモノがいるんじゃないかと思わせた試合じゃないかと思います」と今回も母校の試合をチョイス。3点をリードした9回表、連打と敵失、右翼ポール際の満塁弾で八幡商業が劇的な逆転勝利を収めた。
ノンフィクションライター・神田憲行さん
1回戦 能代商(秋田) 5-3 神村学園(鹿児島)
2回戦 能代商(秋田) 2-0 英明(香川)
3回戦 能代商(秋田) 2-3 如水館(広島)
ベストゲームというよりはベストチームというべきかもしれないが、神田さんが選んだのは秋田県勢として14年ぶりに1回戦を突破した能代商業。初戦後のインタビューでは工藤明監督が「うれしいです」と泣いていたそうだ。負けはしたものの、如水館戦でもサヨナラのピンチを2度の好返球で阻んで球場を沸かせた。
火災報知器・小林知之さん
準々決勝 作新学院(栃木) 7-6 智弁学園(奈良)
点を取っては取られるシーソーゲーム。最後は9回表に同点、逆転した作新が49年ぶりの4強入りを果たした。出演者たちは、3回戦の八幡商業戦で相手野手と激突し、左上歯茎部分を骨折、歯8本をワイヤで固定しながら出場した作新の飯野徹也投手が特に印象に残ったようだ。
デジタル版「甲子園Heroes2011」編集長・佐々木広人さん
2回戦 横浜(神奈川) 6-5 健大高崎(群馬)
今年は投手戦のロースコアか、ワンサイドと思わせてビッグイニングで追いつくという試合が多く見られたが、その象徴的な試合の1つ。横浜が5点を先行するも、初出場の健大高崎が6回に5点を挙げ同点。10回裏に力尽きたが、名門校を苦しめた。
週刊朝日臨時増刊「甲子園2011」編集者・大貫聡子さん
3回戦 習志野(千葉) 2-1 金沢(石川)
春季関東大会を制し、今大会でも4強入りした習志野は毎回違う打戦や相手チームによって違う投手起用など、小林徹監督の采配にも注目が集まった。この試合では、大会注目の153キロ右腕・釜田佳直投手から奪った2点を、在原一稀投手、木村光彦投手のリレーで守りきった。
司会・佐々野宏美さん
2回戦 智弁和歌山(和歌山) 8-7 白樺学園(北北海道)
7回に満塁ホームランで同点に追いついた白樺学園は、10回表に1点を勝ち越し。しかし、その裏、智弁和歌山が粘りを見せて同点に追いつき、なおも1死1・2塁。ここで3塁前にした送りバントが相手の悪送球を誘いサヨナラとなった。「高校野球は何が起こるかわからない。甲子園の神様って最後にこういう結末を用意しちゃうんだ」という要素が詰まった試合。
このほか視聴者からは、大会屈指の好投手同士の対戦となった金沢(石川)vs.聖光学院(福島)戦や、センバツ出場校同士の対戦となった関西(岡山)vs.九州国際大付(福岡)戦なども挙げられた。
(野吟りん)
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv60719700?po=news&ref=news#44:30
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