「4ちゃんねる」でいたずら電話を繰り返していた”いたずら電話界のスター”、爆破予告で逮捕

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インディアナ州のバデュー大学を爆破すると脅迫した疑いで逮捕されたノースカロライナ州在住の16歳の少年は、画像共有サイト『4ちゃん(4chan)』上の“いたずら電話コミュニティ”のスーパースターでした。

『4ちゃん』とは、日本の画像掲示板『ふたば☆ちゃんねる』の非公認姉妹サイトとして設立されています。アニメを中心に、数多くの掲示板が作成されています。

「彼がいたずら電話をかけているのを聞きました」と、少年の母親はテレビ局のインタビューに答えています。「とてもふざけたいたずら電話でした。彼はウォルマートなどに電話をかけていました」。

少年の母親は、自分の息子が”いたずら電話コミュニティ”の有名人だったということも認めています。

少年の運営するサーバーでは、最大で300人のリスナーが、少年や他の素人声優がかけるいたずら電話を聴いていました。そのいくつかはYouTubeにアーカイブが存在(現在ではアカウントが停止されています)。音声の配信は『PartyVanPranks.com』のようなサイトを通じて行われたそうです。

2009年に入り、少年の”いたずら”は悪ふざけの域を超えました。1日学校を休みたい学生から5ドルの献金を受け取ると、学生の通う学校に爆破予告の電話をかけ、1日休校にさせようとしたのです。2月15日にバデュー大学にかけられた爆破予告電話により、爆弾処理班が招集され、同大学では機械工学科の建物から人々が避難を行う事態となりました。ですが、彼の母親は自分の息子が爆破予告をしたことを否定しています。

悪ふざけの範囲を超えたことで、少年の元ファンだった人物が、少年の逮捕に協力することになりました。元ファンの男性は、大学に対する爆破予告電話は聴いていなかったのですが、少年が後に爆破予告を認めた発言を行ったのを聞き、警察への協力を決心したのだそうです。

3月4日、少年は米国の5つの学校に対し、「すべては浄化されるだろう」と、相次いで爆破予告電話をかけました。全ての学校へ爆破予告が終了すると、少年はリスナーに電子メールアドレスを公開し献金を募集しました。そして翌日、さらに爆破予告電話をかけることを約束しました。

放送が終了した後、元ファンの男性は録音した音声を自分のサーバーに設置し、担当の警察に提供しました。警察はその日の夜に情報を米連邦捜査局(FBI)に伝え、爆破予告された学校に対し、その電話はいたずらであると警告しました。翌日の午後10時、捜査令状と刑事告発状を用意したFBIは、少年の家を家宅捜索し、コンピューターを押収して少年を逮捕しました。

少年の母親は、「これに関して尋ねてみたけれど、うちの子供は何も知らないと言っている。うちの子供の声に似ている人がいるはずだ」と、録音された息子の声は、息子の名前と電子メールアドレスを使用した別人に間違いないと主張しています。(このニュースの元記事はこちら

http://www.wired.com/threatlevel/2009/05/teenage-bomb-threat-suspect-was-an-internet-prank-phone-call-star/
http://wiredvision.jp/blog/fromwiredblogs/200905/20090513092902.html

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shagiri

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