【使いこなせてる?】オフィスライフが快適になる、デスクチェアの便利機能

【使いこなせてる?】オフィスライフが快適になる、デスクチェアの便利機能 f:id:careerca:20151214003714j:plain

労働環境改善の一環として、昨今オシャレなオフィスが多く生まれています。中にはカフェのようなリラクゼーションスペースをもったオフィスがあったり、息抜きにダーツやビリヤードなどが置いてあるオフィスがあったりと、バリエーションもさまざまです。

そんなオフィス環境の、快適さを決める要因のひとつが「デスクチェア」ではないでしょうか。実際に作業をする際に座るチェアの快適性は、仕事の効率に影響を与えるといっても過言ではありません。

そんなデスクチェアも、近年では高機能化が進んでおり、座面の高さの調節だけでなく、座面の奥行、ひじの高さなどを簡単に変えることができ、自分に合った形に調節できるようになっています。しかしオフィスにあるデスクチェアの使い方を説明される機会というのはほとんどないため、多くの方がデスクチェアの機能を持て余してしまっているのではないでしょうか。

そこで今回は、オフィスにあるデスクチェアの多くが備えている機能と、代表的なデスクチェアをご紹介します。

デスクチェアが備える代表的な機能

リクライニングの固定

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背もたれのリクライニング機能は、多くのデスクチェアが備えた機能です。リクライニング角、角度固定機能の有無、段階式かフリーロッキング(一定の範囲内で自由にリクライニングできること)かといった違いがチェアによって存在します。

リクライニングの強弱

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ダイヤルを調節することで、リクライニングの強弱を調節することが機能を備えたチェアも存在します。リクライニングの強弱は、実は好みが分かれるところ。「このくらいの強さで寄りかかった時にリクライニングしてくれると最高」という強さを、ダイヤルをまわしながら見つけてみましょう。

座面位置の高さ調整

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おそらくもっとも多くのデスクチェアが備えている機能です。デスクチェアの座面の高さは、快適に仕事ができるかどうかに大きく影響する部分です。最適な座面の高さの求め方は諸説ありますが、地面に足がつかないような高さや、腰の位置よりも膝の位置の方が高くなってしまうような高さは、あまりおすすめできません。デスクの高さとのバランスもありますが、足の裏がぴったりと地面につき、かつ腰から膝までが一直線になるくらいの高さを目安とするとよいでしょう。

座面の奥行調整

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この機能を備えているチェアは限られていますが、実は重要なのが座面の奥行を調節する機能です。高機能デスクチェアの多くは、人の身体のラインに合わせて流線形に背もたれのデザインをしています。その機能をあますところなく活用するためには、その人に合った座面の奥行が必要になります。特に必要以上に奥行きが深いチェアだと、腰の部分のサポートがないまま長時間同じ姿勢で作業をすることになるため、腰が痛くなったりすることがあります。座面の前後スライド機能を調節し、しっかりと背もたれのサポートが受けられるような状態を作りましょう。

アーム調節

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アームの高さ、アームヘッドの角度を調節する機能です。多くのデスクチェアは、少なくとも高さの調節はできることが多いです。肘をデスクにおいて仕事をしないスタイルの場合、ひじの置き所はとても重要です。アームの高さと角度を調節して、最適な環境を構築しましょう。

ランバーサポートの調節

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腰の部分を支えてくれるランバーサポートの位置や強弱を調節できる機能です。デスクチェアにおいて腰のサポートが快適に得られるかどうかはとても重要なポイント。自分が普段オフィスで使っているチェアの背もたれの、腰が当たる部分を確認し、ランバーサポートの調節ができるかどうかチェックしてみましょう。

ヘッドレストの調節

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デスクチェアによってはヘッドレストがついているもの、あるいはオプションとしてつけられるものが存在します。背もたれにしっかりと寄りかかって仕事をするスタイルの方には、ヘッドレストの存在は重要です。高さ・角度を調節し、ベストな姿勢を維持できるようにしましょう。

オフィスでよく見かける代表的なデスクチェア4選

バロン(オカムラ)

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オフィスにある高機能デスクチェアの代表例のひとつが、岡村製作所の「バロン」です。

背面・座面のカラーバリエーションが豊富で、オフィスのチェアを一つのカラーで取りそろえることで、グッとオシャレ度が増します。また背面のデザインがすっきりとしてい美しいことも、チェアの背もたれ部分が目に入りやすいオフィス用のチェアとして人気の理由のひとつではないでしょうか。

上記で紹介した機能のほとんどが備わっており、座面下にある各種レバー、およびアーム部分の操作によって調節が可能となります。

シルフィー(オカムラ)

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こちらもオフィスにある高機能デスクチェアの代表例のひとつで、岡村製作所の「シルフィー」です。バロン同様カラーバリエーションが豊富で、背面のデザインもすっきりとしています。備わっている機能もバロンとほぼ同等です。大きな違いは丸みを帯びたフォルム。その一因である背もたれの丸みは、男女100名の腰回りの形状調査から生まれた「バックカーブアジャスト機構」に影響されている部分もあるでしょう。個人差のある腰回りの形状に合わせて背もたれのカーブを調節できるこの機能によって、身体と背もたれのフィット感を一層向上させることができます。

Zody(HAWORTH)

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シンプルなデザインのヘイワース社の「Zody」は、なんといっても腰を支えるランバーサポートの調節機能が魅力。人間の身体が左右対称ではないという考えのもと設計されたこの機能は、左右のランバーサポートの硬さを調節することが可能になります。背もたれのサポートは腰の部分があればよい、という前傾姿勢でのワークスタイルがメインの方に特におすすめのデスクチェアです。

シフト(オカムラ)

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これまでご紹介した3つのチェアと比べると、オフィスで見かけることはまだ少ないかもしれません。ただ、このオカムラの「シフト」は他のチェアにはないコンセプトで設計されています。慶應義塾大学名誉教授である山崎信寿教授監修の元開発されたこのチェアは、ノートパソコンでの作業時に最適な姿勢を実現することを目的に設計されました。その結果、岡村製作所の調査によると、このチェアが提案する理想的な姿勢で仕事をした際、従来の姿勢と比べて、首・肩・腰の負担や足のむくみが軽減されたというデータが出ています。デスクトップとノートパソコンでは、作業姿勢や視線の角度が違うため、快適な作業環境にも違いが生まれます。今後この「シフト」は、ノートパソコンを主体とした企業のオフィスで導入が進むかもしれません。

オフィスのデスクチェアは、自分では選べないケースがほとんど。しかし、実は今座っているデスクチェアには、まだ知らない機能が隠されているかもしれません。たいていの場合、チェアの背面にメーカー名、もしくは商品名が記載されているため、自分のチェアがどんな機能を持っているか、調べてみてはいかがでしょうか。

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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