「ニコファーレ運営方針発表会」ニコファーレを使った視聴者企画を募集
六本木にオープンした次世代ライブハウス「ニコファーレ」の運営方針発表会が2011年8月9日、開催された。株式会社ドワンゴ代表取締役社長の小林宏氏をはじめ、株式会社二ワンゴの杉本誠司社長、取締役の西村博之氏、ニコニコ動画運営長の中野真氏が出席し、視聴者がニコファーレをもっと楽しめるよう、さまざまな取り組みを発表した。
■「ニコファーレで何ができるの?」説明会の参加者を募集
数多くのメディアに取り上げられ、話題作りには成功したというニコファーレ。一方で、視聴者との間に距離感が生じてしまったという課題があるという。そこで「ニコファーレ」では視聴者からニコファーレで「やってみたい」企画を8月16日より募集する。企画が採用されればドワンゴが使用料を負担して視聴者が無料で同会場を使えるようになるという。
企画募集するにあたり、ニコファーレでできることや設備などについての説明会が毎月開催される。
■ニコ動ユーザーイベントのネットチケット値下げ
今回、運営側の反省点として、ニコファーレで開催されるイベントのネットチケットの値段が高すぎるということが挙げられた。そこで、この発表会ではニコニコ動画ユーザーが中心となるイベントのネットチケットを「無料」もしくは「手軽な価格」に値下げすることが発表された。この方針にのっとり、先日7月30日に開催された「歌会360°LIVE」タイムシフト視聴権が、1500ptから500ptに値下げされる。すでにネットチケットを購入した方には、後日ポイントが自動返還される。
■来年開催される「ニコニコ超会議」のアイデアを募集
ニコファーレと直接関係ないが、来年の4月28日、29日の2日間、幕張メッセで「ニコニコ動画をリアルで再現」というコンセプトのもと開催されるニコニコ動画ユーザー主体のイベント「ニコニコ超会議」の企画アイデアをユーザーから募集する。今まで「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」など音楽系のジャンルがクローズアップされがちだったが、そうしたジャンルだけでなく、政治討論、スポーツ、ゲームなどニコニコ動画のあらゆるジャンルから企画を募集するという。
「プランナーの人に報酬は出るのか」というひろゆき氏の質問に対して中野運営長は、「まだ未確定」と回答した上で、企画内容によってはニコニコ動画が支援することがあり得ることを示唆した。
応募は、企画・イベント・コーナーの詳細を書いて[email protected]まで。応募期間は8月9日(火)~8月31日(水)まで。
杉本社長は、「今後もニコファーレをより良くしていくために続けて努力をしていくので、見守っていてほしい」とした上で、
「ユーザーの皆様も含めて英智を結集して、いいもの作っていくのがニコニコ動画らしいと思うので、僕らが(企画などを)ぶん投げているのではなく、皆で一緒にやっていきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします」
と話した。
(中村真里江)
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]ニコ動ユーザーイベント値下げの説明から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv59070311?po=news&ref=news#0:38:50
・ニコファーレ説明会
https://secure.nicovideo.jp/secure/entry_nicofarre_explain
・ニコニコ超会議アイデア募集
http://info.nicovideo.jp/chokaigi_kikaku/
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ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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