浮世絵や源氏物語も!ニューヨーク公共図書館が18万点以上のデジタルアーカイブをパブリックドメインに
ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、2014年3月に2万点以上の古地図をパブリックドメインとして公開したのをはじめ、これまで、地図や古書などのデジタルアーカイブを積極的にオンラインで開放してきた。
・浮世絵や源氏物語もパブリックドメインに
ニューヨーク公共図書館では、これまでの取り組みをさらに進め、2016年1月6日、専用オンラインプラットフォーム「Digital Collections(デジタルコレクションズ)」で、著作権の保護期間が終了した18万点以上の所蔵作品を、パブリックドメインとして公開。
写真や地図、楽譜などのほか、「源氏物語絵巻」や安藤広重の浮世絵木版画「東海道五十三次」など、日本にゆかりのある作品も提供されている。
これらのデジタルアーカイブは、世界中から誰でも無償で自由に利用でき、高解像度の画像も、このプラットフォームから直接ダウンロードすることが可能。
ニューヨーク公共図書館では、貴重な史料をパブリックドメインとして広く公開することで、学者や芸術家、技術者、教育関係者らの様々な研究や創作活動に役立てたい考えだ。
・知の資産のパブリックドメイン化が加速!?
このようなニューヨーク公共図書館の動きに先立ち、英国でも、大英図書館(British Library)が、2013年から、画像共有サイト「Flickr」で、デジタルアーカイブをパブリックドメインとして公開している。
数多くの作品を所蔵する大規模な公共図書館を中心に、知の資産のパブリックドメイン化が、ますます進みそうだ。
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