スーパーファミコン時代はゲームがCDに詰め込まれて売られていた

完全に違法ですが、スーパーファミコン時代はゲームがCDに詰め込まれて売られていました。ゲーム雑誌に広告を掲載しているゲームショップが裏の顔としてゲームコピーを商売とし、『スーパーファミコン』のゲームをCDにコピーしてまとめ売りをしていたのです。

とあるマニアックなゲーム雑誌の編集者の話によると、CDに詰め込まれた『スーパーファミコン』のゲームを、パソコンを使ってフロッピーディスクにコピー。やりたいゲームをフロッピーディスクにコピーしたら、それを『UFO』という『スーパーファミコン』用マジコンに入れ、ゲームを起動させるのだそうです。『スーパーファミコン』は特殊なチップがゲームソフトに組み込まれていることがあるため、起動しないゲームも多かったそうです。

CD1枚に数十本のゲームが詰め込まれており、数枚のCDがセットになって価格は2から3万円なのだとか。『スーパーファミコン』用ソフト1本の平均価格が8000円ほどでしたから、数百本の『スーパーファミコン』のゲームが3万円で手に入ると考えると、かなりの激安価格ですね。

しかし、これはどう考えても違法行為であり、摘発された業者もけっこういたそうです。ですので、一気に売って、一気に逃げる業者が後を絶たなかったと聞きます。逃げても顧客データを持って逃げていますから、お得意さんには『スーパーファミコン』のCD販売に関するダイレクトメールが届いたそうですよ。

マジコンという名は『ニンテンドーDS』で有名になりましたが、けっこう前から存在していたんですね。マジコンはゲーム業界に大きな損害を与える存在ですので、みんなは絶対に手を出さないようにしましょうね。

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「pinky」が執筆しました。[リンク]

  1. HOME
  2. ゲーム
  3. スーパーファミコン時代はゲームがCDに詰め込まれて売られていた
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。