あの鬼束ちひろが遂に『小室みつ子のGetWild』に登場!
ニコニコ生放送の人気番組『小室みつ子のGetWild』が7月31日に行われた。
当番組は、シンガーソングライターの小室みつ子さん(通称みっこさん)が、“会いたい”ゲストをお迎えして、WILDなエピソードをGETするのが目的のトーク番組。ひろゆきがサポートにまわりつつも、受け答えは主役のみっこさん。その天然キャラが愛されてか、1年以上の人気のシリーズ番組となっている。
さて、今回のゲストは、あの鬼束ちひろさん。今回のゲスト出演、実は番組スタート当初からの、みっこさんの強いリクエストがようやくかなった形となったのだ。
鬼束さんは、CONCERT TOUR 2011「HOTEL MURDERESS OF ARIZONA SHOW」を発表したばかり。なんとツアーは約10年ぶりになる。
鬼束さんが登場するや、画面は弾幕のような拍手。みっこさんも少々緊張気味のスタートだった。ニコ生が初めてという鬼束さんは、興味深そうにコメントを眺めつつも、ニコニコしていた。
実は「鬼束さんのお母さんと同世代」というみっこさん。前代未聞の“母娘”トークはここから幕を開けた。当初の話題は、動物大好きなお父さんをはじめとする家族の話題。
鬼束さんの音楽遍歴として、アラスカのミュージシャンの次にハマったのは『B’z』の稲葉さん。音楽の趣味は「洋楽好きの父と邦楽好きの母親」のハイブリッドがなせるところとか。
話題は鬼束さんの代表作に向かうと、ひろゆきの「(シングル『月光』で)60万枚っていきなり大変じゃありませんでした?」という質問には、平然と「全然。あ、でも、いろいろ大変だった」と軽く言い放つ鬼束さん。おどける姿に、「かわいい」というコメントが画面に踊った。
さらに“デビューして2年で武道館”という経歴に対し、ひろゆきの「苦労して下積みとかなかったんですか?」という質問にも、「ありましたよー」とあっさり返答。
みっこさんは「鬼束さんみたいに、動いてたら私、1週間で倒れるかも」と言葉を漏らした。
「そんなのね、こうだよ」と思いっきり蹴りを入れるポーズの鬼束さん。このあたりで、双方ノリノリになってきたのが感じられる。
エンジン全開
「好きな単語は?」という質問に「なきにしも荒川」と答える鬼束さん。これには、みっこ、ひろゆき、視聴者ともに「???」が躍る。「なきにしも荒川、って言っちゃうでしょ」この時点で、全員が“鬼束ワールド”に取り込まれてつつあった。
話題が作曲などに移ると、シンガーソングライターどうしで分かり合う場面もちらほら。
鬼束さんの場合「コードを決めて、メロディーを作るときには(なんとなく)全体ができている」「“ノリ”でできてしまう」らしい。
ちなみに鬼束さんが最近始めたことが「ギターの弾き語り」。エレクトーンを幼少から習っていた事も含め、それまでは鍵盤派だったという。
最近はNHK教育の『みんなのうた』にあこがれている鬼束さん。「たとえばどんな曲を?」と聞けば、「へびのうた」「クモのうた」などをつくったそう。彼女曰く「クモはこわいけど、なかよくなりたいから、クモのうた」なのだそうだ。
「普通の質問/普通でない質問」のコーナーではこんなやり取りが繰り広げられた。
「これまで壊したもので一番大きいものは?」という質問に、間髪入れず鬼束さんが答えたのは「城」。
またも皆の頭の中に「???」が飛び交う。それはどこで?と聞くと「秘密。」皆の「???」は増えるばかりであった。
ケータイ
さらに「携帯電話のアドレスには何人くらい?」という質問には「12人。」とまたも即答。
なぜかと言うと、「30人超えたら、ケータイを折るんですよ」。どうやら「いっぱいいるうううう!」と思うと、折ってしまうらしい。
更には「あ。あと、アルバム作る前にも1回折ります。今まで6枚アルバム出してるから、6回折ってる」と仰天の回答。思わず「消せばいいじゃないですか。」とひろゆきが聞けば、「いや、折るのがいいんですよ。」と、満面の笑みの鬼束さん。みっこさんは目を丸くしてただただ驚くばかり。
ちなみに「(壊したものの中で)城の次に大きいものは、マネージャーとケンカしたときに壊したエレキギター。」らしい。
理想のロックンロールライフ
理想のロックンロールライフとは?という質問には、「畳の目を数えるような死に方」。
ひろゆき「家には和室はあるんですか?」
鬼束「いや、ない。めっちゃフローリング。」「ござを買って、それの畳の目を数えながら死にたい」という答えに二人とも困惑。
ひろゆき「わからん、参考にならん。」「和室のあるところに住めばいいじゃないですか。」
鬼束「やだ、クモでてくるもん。」
ひろゆき・みっこ「出ないよ!」
カオスなやり取りに、画面のコメントも「wwwwwwww」「面白い」「なんでだよ」「かわいい」と大絶賛。
この後にも、「動物園でバトルが出来るとしたらどの動物がいい?」「一番ハードだったケンカは?」「煮詰まったときの解決方法は?」など、質問に対し予想外な回答が続く。
ちなみに、鬼束さんから見たひろゆきは「煮詰まったら、上腕二頭筋を鍛えそう」というイメージらしい。
「最近遭遇した一番笑えるエピソード」という質問には「自分が楽しすぎて、ない。」「自分で自分を笑うの」と言いながら笑い出す鬼束さん。
最近の彼女の流行りは(TUBEの楽曲で)「Stop the season in the sun!」と歌いながらいきなり起床することだそうだ。
ひろゆき「それ、だれも居ない部屋でやるんですか?」
鬼束「ひとりでやるのがいいんですよ!」
意味不明な歌を突然作って歌いだすのは日常的らしいが、実はこれにはみっこさんが大共感。シンガーソングライターの日常には、常に歌があるようだ。
お絵かきのコーナーでは、絵を描くのが好きだという鬼束さんに色紙が渡された。
「クモ描けるよー」とスラスラペンを走らせる鬼束さん。描き終えて突然「こわいいいい。きゃー、怖いー!!!怖い―!」と絶叫。サインは、なぜか「なきにしも荒川」。
ひろゆきも「描き上げてる最中と怖くなる瞬間の境目はどこなんですか。」と声をあげた。
この後にも視聴者のリクエストによる「肝臓」や「セバスチャン」「マネージャー熊谷さん」など、次々と怪作を仕上げていく。これらの絵は、視聴者プレゼントとされた。
このあと、鬼束さんは「最近始めたばかりの弾き語り」を披露。楽曲は「Beautiful fighter」。
画面のコメントでは
「ギターはたどたどしいけど、声が最上」
「おお本人だ」
「かっこいいいいいいい」
「歌ってる姿はそんなに変わってないな」
「スイッチしたな すごい」
と絶賛。
みっこさんは「目の前で鬼束さんの生の声を聴けて感激です……」と声を詰まらせた。
みっこさんは、キーボードでの弾き語り。自身のアルバムから「Rivers To Cross」を披露。
「ピアノの前に座ると神がかるかーちゃんw」
「かっこいい」
「ギャップ萌え」
「上手い。言うのも失礼だがなw」
と、こちらも相変わらずの絶賛。
聞いていた鬼束さんは「すごい力強いですね」「(ピアノを弾いている姿が)相撲とってるみたい!」とのコメント。表情を緩ませるみっこさんは、「今日はもう一曲・・・いくっていう気持ちとか・・・どうですか?」と、おそるおそるリクエストを試みるも「ないです!」とこれまた即答する鬼束さん。おもわず、崩れ落ちるみっこさんだった。
番組も終盤に近づき、アルバムや『月の破片』という自身の著書を紹介。
「これ、めっちゃおもしろい。ギャグ漫画みたい!」と嬉しそうに『月の破片』をとりあげる。
みっこ「今日の感じだと、明るい鬼束さんにあえて本当嬉しかった」
鬼束「どうも鬱っぽいイメージで見られるらしいんですけど、完全に、躁です!」
(笑い)
と、終始明るい表情であった。
ひろゆき「ニコニコ動画出てみてどうですか?」
鬼束「たのしい!」
みっこ「やなコメントもありますよ」
鬼束「みちゃいますね。まあ、なきにしも荒川、ってことで。変なこと書かれてもそれはそれで。」
どうやら、また、ほかの番組にも出てくださりそうです。ファンの方の楽しみが増えた瞬間でした。
ひろゆき「今日、みっこさんと話してみてどうでしたか?」
鬼束「すっごいお母さんに似ててたのしい。かわいいー。」
とまた、大喜び。
カメラが止まってから、二人は抱き合って今日の放送の喜びをわかちあっていました。
エンディングテーマはみっこさんの弾き語り「palace in the snow」で締めくくられました。
鬼束さんがかなりフレームの大きなアーティストであったことを、皆が実感した2時間でした。
鬼束ちひろ CONCERT TOUR 2011
「HOTEL MURDERESS OF ARIZONA SHOW」※2011年8月時点の情報となります。
最新情報はオフィシャル・ホームページにてご確認くださいませ公演日時 / 会場名
2011年11月30日 [水] 開場18:00 開演19:00 愛知県芸術劇場大ホール
2011年12月11日 [日] 開場17:30 開演18:00 神戸国際会館こくさいホール
2011年12月17日 [土] 開場17:00 開演18:00 東京国際フォーラムホールA
全席指定 / ¥6,500
【鬼束ちひろオフィシャル・ホームページ先行予約受付中】
2011年07月23日 [土] 10:00 ~ 8月7日 [日] 23:59
ホームページにて先行予約申込受付開始
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