ストーリーとともにモノが買え、社会貢献に役立てるソーシャルグッドなサイト「Enrou」
エシカルファッションやフェアトレードに代表されるように、地球環境や公正な社会との共存につながるプロダクトを積極的に選ぶという購買行動は、一時的なトレンドにとどまらず、消費スタイルのひとつとして、すっかり定着してきた。
また、見た目のよさや機能性のみならず、その背景にあるストーリーや、作り手への共感が、プロダクトの付加価値につながるケースも少なくない。
・発展途上国の様々なプロダクトを集めたマーケットプレイス
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業した2人の女性起業家によって2014年に創設されたオンラインマーケットプレイスが、「Enrou」だ。
Enrouは、グアテマラの「Hiptipico」やインドの「Village Artisan」など、ものづくりを通じて地域活性化や雇用創出に取り組むソーシャル企業31社と提携。
ファッション、アクセサリー・食器・雑貨・ファブリックなど、発展途上国のコミュニティ57カ所で製作されたプロダクトを厳選し、それぞれのストーリーや作り手の横顔を丁寧に紹介しながら、オンライン販売している。
・購買行動から世の中を変える!?
Enrouは、地元の職人や作家の手によってつくられたプロダクトの売買を通じて発展途上国のコミュニティと消費者をむすび、何気ない日常の購買行動を“社会的意義のある投資”に代わるアクションへと、消費者の意識や姿勢を変革しようとしている点が秀逸。
消費者である私たち一人ひとりの行動こそが、よりよい世の中に向けた第一歩なのかもしれない。
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。