【Interview】DeNAを退職して起業!国内クラウドファンディング「ENjiNE」に大接近

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インターネットを介して、不特定多数から支援を受けるクラウドファンディング。製品化の実現やプロジェクト達成の登竜門として、もはや欠かせない存在になりつつある。

その世界にまた1つ、新たな可能性をもたらすサービスがローンチ。現在、ティザーサイト公開中の「ENjiNE(エンジン)」だ。

リリース前のため、まだまだ謎が多い本サービス。そこで、テッカブルでは、いち早く提供元企業をキャッチ。Relic、代表取締役CEO、北嶋 貴朗(きたじま たかあき) 氏に、その概要について語ってもらった。

・幅広い層が利用できるこれまでにないクラウドファンディング

Q1:サービス提供のきっかけについて、お聞かせください。

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もともと日本を、スタートアップや新規事業がどんどん生まれる国にしていきたい、という想いがありました。(そこから)クラウドファンディングの持つ、新たな事業創出を加速する力に、可能性を感じたのがきっかけです。

一方で、まだ国内のクラウドファンディング市場は非常に小さく、既存のサービスだけでは、自分が追い求める理想の価値提供や、大きな規模でのインパクトを実現できないのではないか、と考えていました。そこで、DeNAを退職してRelicを創業し、「ENjiNE」の構想・開発に至ったのです。

Q2:従来のクラウドファンディングサービスとの違いは、どこにあるのでしょうか。

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これまでITリテラシーや情報感度の高い、ごく一部の方々を中心に支援を集めてきたクラウドファンディングとは異なり、幅広い層の方に利用していただけるサービス・UXにしたい、と思っています。

国内のクラウドファンディング市場だけではなく、より大きな市場へのアプローチを実現するために、主にプロジェクトを支援してくれた方々へのリターンの方法に、特徴を持たせています。

その結果として、支援をしていただく方にとっては、クラウドファンディングがもっと身近で簡単なものに、プロジェクトを掲載する方にとっては、どこよりも支援が集まるプラットフォームを実現できるのではないか、と考えています。

・リアルイベントと組み合わせた濃密な支援を実現

Q3:来年開催予定の「ライブファンディング」とは、どのようなイベントなのでしょうか。「ENjiNE」との関係性と併せて教えてください。

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2016年3月2日に開催予定の「Lien PROJECT 2016 (リアンプロジェクト2016)」というピッチイベント内で行う、日本初の取り組みです。

開催当日のファイナリストによるプレゼンを、会場内だけでなくネット上で誰でも閲覧できるように動画配信する他、プレゼン内容に賛同する方が、その場で各デバイスから、リアルタイムでプレゼンターを支援できるようになっています。

このライブファンディングの実施にあたって、「ENjiNE」の独自システム・機能を活用する形で、連携しています。

Q4:正式リリースの予定と、それまでの展開について教えてください。

正式リリースは、2016年1月を予定しています。それまでは、サービスのクオリティを高めるために、優良プロジェクトの準備や、UI/デザインのブラッシュアップ、ユーザーテスト等を実施する予定です。

特に「ENjiNE」は、従来のクラウドファンディングとは異なる形態となりますので、その世界観やコンセプト、価値やサービスをユーザーの皆さまへ、わかりやすく表現して伝えたい、と考えています。そのために、UX・UIデザインについては、可能な限り洗練させていくつもりです。

本サービスによって、日本のクラウドファンディング市場そのものを、飛躍的に拡大させたいという北嶋氏。発表まで楽しみに待ちたい。

クラウドファンディング ENjiNE

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