「定額ビデオ」比較! Netflix、Hulu、dTV、Amazonの違い
年末年始は家でまったり過ごす派の人も多いかもしれません。そんな休暇のおともにしたいのが、定額ビデオサービス。最近は日本に初進出するサービスも続々と増え、一段と盛り上がりをみせています。それぞれどんな違いがあるのでしょうか?
主要な定額ビデオサービスを比較!
そこで、今回はとくに名前が知られている4つの定額ビデオサービスをピックアップ。内容の違いについて、デジタルやネットワーク関連に詳しいジャーナリストの西田宗千佳さんに教えてもらいました。
●Netflix(ネットフリックス)
「世界最大の映像配信サービスです。映画並みにコストをかけたオリジナルドラマ制作で知られており、その完成度は非常に高いので、海外ドラマ好きには強くおすすめしたいです。
4Kでの配信も行っているので、4Kテレビ購入者にとっては、もっとも簡単に4K映像を楽しむ方法のひとつです。他のサービスに比べ日本製ドラマ・映画は少なく感じますが、今後拡充の予定です。又吉直樹氏のベストセラー『火花』の独占ドラマ化も、2016年に予定されています」(西田さん、以下同)
・月額:650円(税抜き)から
・無料視聴:最初の1カ月
・利用可能デバイス:PC、テレビ、スマートフォン、タブレット、ゲーム機
・配信本数:数千本(公式サイトより)
●Hulu(フールー)
「もともとはハリウッド資本のサービスですが、2014年4月に日本テレビが買収して100%子会社になりました。その結果、日本テレビのドラマ・アニメを中心に、テレビ作品がもっとも充実したサービスになっています。
日本テレビ系列で放送されたドラマやアニメは、放送後すぐにHuluで観ることができます」
・月額:933円(税抜き)
・無料視聴:2週間
・利用可能デバイス:PC、テレビ、スマートフォン、タブレット、ゲーム機
・配信本数:1万本(公式サイトより)
●dTV
「NTTドコモとエイベックス・デジタルが合弁で展開しているサービスです。もともとはスマートフォンで利用することを前提としていましたが、今はパソコンやタブレット、テレビでも見られるようになっており、NTTドコモの回線を利用していない人でも利用できます。オリジナル作品も多数制作しており、有名な映画やドラマとの協力によるスピンオフ作品を採用するケースが多いです。
2015年夏には、実写版『進撃の巨人』のスピンオフドラマシリーズを作成しましたが、2016年にも大型作品とのコラボを予定しているようです。エイベックス所属アーティストのライブ配信も手がけており、音楽に強いサービスでもあります」
・月額:500円(税抜き)
・無料視聴:初回31日間
・利用可能デバイス:PC、テレビ、スマートフォン、タブレット
・配信本数:12万本(公式サイトより)
●Amazonプライムビデオ
「通販会社のアマゾンが運営しているサービスです。単独で販売しているサービスではなく、『音楽聴き放題』『翌日配送無料』『特別セール優待』などさまざまな特典のある会員制サービス『アマゾンプライム』の特典のひとつという扱いです。そのため、非常にお得感が強いことが特長です。
意外にも日本向けのコンテンツが多く、映画版ドラえもんやクレヨンしんちゃんなどの子ども向けアニメや、TBS系列のドラマなどの作品層が厚いです。2016年には、日本向けオリジナル作品を多数制作予定です」
・年会費:3900円(税込・プライム会員の登録料)
・無料視聴:30日間(プライム会員の無料期間)
・利用可能デバイス:PC、テレビ、スマートフォン、タブレット、ゲームコンソール
・配信本数:不明
手軽にエンタメ作品を視聴できる定額ビデオサービス。各社それぞれの持ち味があるようです。なかには1カ月無料体験を実施しているサービスもあるので、いくつか試して比較してみるのもいいかもしれません。●取材協力
・フリーランス ライター/ジャーナリスト 西田宗千佳さん
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/12/28/103570/
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