ミネラルファンデーションを手作りしてみた
近年のナチュラルコスメブームのおかげで、日本でもミネラルファンデーションというカテゴリのコスメが知られるようになってきました。
ミネラルファンデーションとは、一般的にその名の通り、“100%ミネラル(鉱物。例えば雲母とか)でできているファンデーション”のコトなのですが、コレが冷静に考えると割とお高いんですよねぇ。
この間も知人から「その石でできてるファンデ、グラム換算したら金より高いじゃん」って言われてしまい、たいそう動揺してしまいました。だって、ウチにミネラルのメイクアップ品、200個くらいあるからね! ということで、一度自分で作ってみようと思い立った……という次第なのです。
ミネラルファンデーションの材料と作り方
今回は、「どうせ、既製品に機能面では勝てないから」ということで、最大限シンプルで肌に優しそうなものを検索。
中村順子さんの『手作りコスメ 肌にやさしいスキンケア&メイクアップ化粧品』という本を参考にしました。
■材料
ライトブラウン酸化鉄 …… 小さじ8分の1
イエロー酸化鉄 …… 小さじ8分の1
二酸化チタン …… 小さじ1
マットマイカ …… 大さじ6くらい
■作り方
材料を全て混ぜる だけ!
ちなみに私は、前述の中村純子さんの本に掲載されていた、『あかねや』(http://www.akane-ya.com/)というお店を利用。
酸化鉄ですが、小さじ8分の1ずつという買い方はできないと思うので、最小限の単位で購入することになると思います。
まぁしかし、全部そろえても、2000円いかないくらいのお値段。
マットマイカ(雲母のことです)をベースに、鉄で色をつけていく……というイメージですね。
よく手作りする人ならば、乳鉢と専用の棒のような道具をそろえたらよいかと思うのですが、私のように「自分用にちょっとだけ~」という人は、必要ないです。密封用の袋に全ての材料をいれ、指でよくもむ……という方法でOK。
ただし、よくもまないと鉄の塊がきれいにほぐれず、使っている途中に顔に赤い線が入ったりして「流血!?」かと思いドキッとするので、そのへん注意。
肌色の調節は、横に普段使っているファンデーションを置いて比較しながら作るとわかりやすいです。
そんなわけで10分ほどででき上がり!
ブランドにもよるので、アバウトですが、グラム換算すると既製品の数十分の一のお値段……。要するに2000円弱で、ちょっと使い終わりが見えないほど大量にできてしまいます。
お友達におすそ分けしたりするのも、おすすめ。
手作りファンデ まとめ
■既製品と比較すると、やはり機能は劣る。
高い高いと文句を言いましたが、既製品は独自の処方がしてあったりして、やはり手作り品では太刀打ちできないカバー力や、仕上がりの良さがあります。
会社によりますが、例えば二酸化チタンをシリコンでコーティングしてみたり、パウダーに溝をつけて肌への密着度を上げていたり……。
■にしても安い!
繰り返しになりますが、既製品の数十分の一の値段でミネラルファンデーションを体験することができてしまいます。
“色つき乳液程度”のカバー力と仕上がり力はあるので、これ休日用とかにいかがでしょ?
彼氏や旦那様に、完全なるスッピンは見られたくないけど家にいるだけだからバッチリメイクもおかしいでしょ……みたいなシーンに使えるかと。
材料は、「手作り コスメ 材料」とかで検索すると、たくさんお店が出てきます。お好きなショップでどうぞ。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「管理人K」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
月の3分の2を日本各地のプリンスホテルで過ごす放浪女社長。
24時間生放送のTVショッピング研究家。
ミネラルファンデーション マニア。
プリンスホテル マニア。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。