マンガ『頭文字D』に学ぶ、現状に満足せず、常に上を目指すことの重要性を説く言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©しげの秀一 / 講談社

「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー

今回は、峠の走り屋たちの姿を描き絶大な人気を誇ったマンガ『頭文字D』(©しげの秀一 / 講談社)より、現状に満足せず、常に上を目指すことの重要性を説く言葉をご紹介します。

身につけた技術を、放置していませんか?

努力によって磨かれた技術や才能というのは、放置してしまえば、時とともに劣化していくもの。かつて多大な努力を払って身につけた「強み」を、強みになったからと安心して、磨くのを怠っていませんか?

現状に満足してしまい、もう磨かなくてもいいやと思ってしまえば、その先に待つのは現状維持ではなく、劣化なのです。

そんな、現状に満足せず、常に上を目指すことの重要性を説く1フレーズがこちら!

どれほどの技術を習得していても、これでもういいと思ってしまえば

その状態を維持することもむずかしい。

常に上を向いて努力をつづけていなければ、上のレベルに移行する事はできない。道を極めるという事は、そういう事だと思っている”

©しげの秀一 / 講談社

県外の峠へ遠征し、その地元のチームと峠のレースを繰り広げるプロジェクトDは、茨城のチームと対戦をすることに。相手はゴッドアームの異名を持つ城島と、ゴッドフットの異名を持つ星野。どちらもこれまで藤原と啓介が対戦したどの相手よりも力のある強敵でした。

すべての決着がついた後、プロジェクトDのリーダーである高橋涼介は、城島に一つのお願いをします。その内容は、プロジェクトDのダウンヒル担当である藤原を助手席に乗せて、城島のドライビングを体験させてくれないか、というものでした。

その申し出を快諾した城島は、藤原を助手席に乗せてダウンヒルを始めます。ダウンヒルバトルで城島のすごさを見せつけられていた藤原は、一瞬も見逃すまいと、城島のドライビングを見続けました。

城島は、地元の峠でダウンヒルの技術を磨き続けた、まさにスペシャリスト。もう「おじさん」と呼ばれる年齢になってもなお技術の衰えを知らない城島が、この走行の後に語ったのが、上記の言葉です。

身につけた技術は、磨き続けなければ現状維持もできない

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必死の努力の甲斐あって身につけた技術は、時とともに劣化してしまうもの。現状を維持する事すら、磨き続けなければいけないのです。

しかし、「現状を維持しよう」という思いでは、技術を磨くことに身が入りません。常に上を目指し、更なる努力を重ねること。上のレベルに移行するために、たゆまぬ努力を続けること。それが技術を錆びさせない唯一の方法で、その結果として初めて、現状維持もできるようになるのです。

せっかく身につけた技術があり、それが自分の「強み」になっているのであれば、それを磨き続ける努力を怠らず、更なる上を目指し続けること。それこそが「強み」を維持する唯一の方法で、そしてその繰り返しが、その道を極めることであるのかもしれません。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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