海の日に深海の世界へ! Google Earthで『しんかい 6500』ツアーを体験
Googleは、海の日を記念して有人潜水調査船『しんかい 6500』ツアーを『Google Earth』にて公開。地表の約7割を占める広大な海の底に広がる、未知の世界をリアルに体験できるバーチャルな冒険を提供しています。
『しんかい 6500』は、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する有人潜水調査船。その名の通り、6500メートルの深海まで潜ることができる船は世界でも数少なく、世界各地の海底で地形・地質・深海の生物の生態調査を行っています。『しんかい 6500』ツアーは、海洋研究開発機構の協力を得て過去の海底探索の貴重な記録をもとに制作したものです。
さまざまな調査機器を備えたコックピットも忠実に再現。海底から超高音の水が吹き出す熱水噴出孔、過去の任務で出会ったアカギンザメやカッパクラゲなどの深海生物を見ることができます。『しんかい 6500』ツアーを楽しむには、KMLファイルをダウンロードする必要があります。
『しんかい 6500』の海底探索の疑似体験といえば、文部科学省が制作した『海底ワンダー』もよくできたコンテンツです。こちらは人工頭脳“ジュール”とともに海底を調査し、見つけた深海の生物たち写真にとって“報告書”を作成するという内容。水深、水温、水圧の各メーターが表示され、レバーを動かして潜水艦を操作しているような感覚を楽しみながら、深海の生物たちの生態を知ることができます。夏休みに子どもと一緒に遊びながら学ぶのにぴったりだと思いますよ。
Google Earth『しんかい 6500』ツアーKMLファイル(※URLを開くとダウンロード開始)
http://mw1.google.com/mw-ocean/ocean/showcase/jamstec/jamstec_tour.kmz
文部科学省『深海ワンダー』
http://www.mext.go.jp/wonder/shinkai/
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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