故スコット・ウェイランドの最期の状況が捜査令状により明らかに
スコット・ウェイランド(48)が亡くなっていたツアー・バスを捜査するにあたり警察が取得したミネソタ州ブルーミントンの捜査令状が、米ビルボードに開示され、同ロッカーの最期を知る手がかりとなった。
令状によると、12月3日、元ストーン・テンプル・パイロッツのフロントマンだったウェイランドの妻から、夫と連絡が取れないとの電話を受けた“スコット・ウェイランドの友人”が彼の様子を見に行ったとのこと。ホテルCountry Inn&Suitesの駐車場に停められていたツアー・バスのベッドルームにて、無反応状態のウェイランドを発見した友人は緊急電話911に連絡したものの、午後10時27分に警察と救急救命士により死亡を宣告されたという。
また、同州ヘネピン郡の令状と供述書によれば、ウェイランドの遺体はツアー・バスの「ベッドルームにて独り」で見つかっており、バスからは「袋に入った未確認の白い物質」が「ベッドルームの目につく場所に置かれていた」とのこと。さらには、「白い物質の入った2つの真新しい袋」が「通常、麻薬が入っているものと同様に」パッケージングされていたそうだ。警察はこれとは別に同ツアー・バスからコカインを発見したとしている。
当局は「緑色の葉状の物質が入った袋」やバイアグラ、鎮痛剤、睡眠薬に加え、米国食品医薬品局の認可薬で躁鬱病の治療で処方されるジプラシドンも押収しているという。ウェイランドは2001年に躁鬱病と診断されている。白い物質やこれら全ての薬は、同ツアー・バス内の1つのベッドルームで発見されたとのことだが、恐らくウェイランドの遺体があった部屋だと思われる。
なお、ウェイランドの死後、友人やミュージシャン仲間が彼に敬意を表しているなか、ウェイランドの妻はローリング・ストーン誌に対し、ファンが彼の悲劇的な死を「美化」することのないよう求める手記を寄せている。
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