【訃報】日本一まずいラーメン屋「彦龍」店主が死去 / 知人「天国ではラーメン作らないで。死人が出る」

hikoryu03

日本一まずいラーメン屋「彦龍」の店主・原憲彦さんが、2015年12月上旬、亡くなっていたことが判明した。今まで何度も死亡情報がデマとして流れていたが、今回はデマではなく、事実である。

・職人魂のある人物
スープはあまり煮込まず、省エネに徹した地球に優しいテイストが特徴。麺にもこだわりがあり、冷蔵庫で1日寝かせた麺を使用。テレビで紹介されると店頭に行列ができ、麺が品切れになることもあったが、ハナマサで買ってきた麺で調理を続行。せっかくきてくれた客をガッカリさせない、職人魂のある人物だった。

・餃子を作るのは苦手
餃子は自家製で、自分で具を作り、冷凍保存したものを解凍して調理している。なぜか、そこらへんに餃子が転がっている事もあったそうだ。餃子を作るのは苦手なようで、真っ黒にこげていることも。その味は「古い畳のような風味」と表現されていたが、どうすればそんな味になるのか……。

hikoryu06 hikoryu05

・あまりにもラーメンがまずかった
「彦龍」が有名になったのは、人気バラエティ番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」の関係者が、偶然「彦龍」に入ったところからはじまる。あまりにもラーメンがまずかったため、それをダウンタウンに報告したところ、ぜひ番組に出そうという展開に。

・いろいろと物議をかもす人物
ビートたけしや志村けんとも共演し、そのラーメンの味をたけしは「キムチをドブ川に入れたような味」と表現していた。番組内でお見合いをしたり、周富徳の飲食店で修行などもしたが、すぐにブチギレて退場。いろいろと物議をかもす人物でもあった。

hikoryu04 hikoryu01 hikoryu02

・本当にまずいのか?
あきらかにまずいラーメンだが、店主の原さんとしては、まずいと思っていない。「みんな冗談でまずいまずいって言ってるけど、本当にまずかったらとっくに店がつぶれてるよ!!」と発言しており、その自信がうかがえるが、数年後、実際につぶれた(本人が言うには自主的に閉店)。

・漫画家のピョコタン先生と交流
店内では、ヘビとヘビのエサとなる「生きたネズミ」が飼われており、ときおり、調理しながらヘビをわしづかみし、客に見せたり触らせたりしていた。アメーバブックスから書籍『彦龍のノリヒコさん』を出版し、ジャーナリストとしてもデビュー。漫画家のピョコタン先生と交流を続け、漫画にも頻繁に登場し、若い世代にも人気のある人物となる。

・ニコ生も引退
最近はインターネット生放送「ニコニコ生放送」でパーソナリティをしていたが引退。ここ最近、姿を現すことが少なくなっていた。以下は、原さんと約20年ほどの付き合いのある『彦龍のノリヒコさん』を共著した工藤さんが公式にコメントを公開している。

・工藤さんのコメント
「あのラーメンの味が二度と体験できないのかと思うとホッと一安心ですが、私はラーメンより、原さんの人柄とストレスのない生き方に惹かれていたんです。ダウンタウンも志村さんもけたしさんも、ラーメンがまずいというネタより、原さんの豪快なキャラに惚れていたのです。天国では、くれぐれもラーメンは作らないでください。死人が出ます。ご冥福をお祈りいたします」

・ご冥福をお祈り申し上げます
私たちにまずいラーメンで「おいしいネタ」を提供し、日本を楽しませてくれた日本一まずいラーメン屋「彦龍」の店主・原憲彦さん。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


https://youtu.be/IDRQ26-wmsI

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/12/07/hikoryu-ramen/

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 【訃報】日本一まずいラーメン屋「彦龍」店主が死去 / 知人「天国ではラーメン作らないで。死人が出る」

バズプラスニュース Buzz+

知らなかった!がそこにある「速報ニュース バズプラス」。世界の情報を集め、気になるニュースをお届けします。

ウェブサイト: http://buzz-plus.com/

TwitterID: buzzplus_news

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。