「スマホの電磁波が体に刺さり激痛」 優先席付近でスマホ操作の男性に暴行も無罪でネット騒然

和歌山地裁

12月2日、『産経WEST』に下記のニュース記事が掲載された。

「スマホから飛んでくる電磁波が体に刺さり激痛が走った…」 優先席でスマホ操作の男性に暴行 被告に無罪判決
http://www.sankei.com/west/news/151202/wst1512020048-n1.html[リンク]

和歌山県橋本市で今年3月、JR紀伊山田駅に停車中の電車の優先席近くでスマートフォンを操作していた20代の男性を殴ったり蹴ったりしたとして暴行罪に問われた住所不定の男性被告(41)の判決で、和歌山地裁は2日、無罪(求刑懲役6月)を言い渡した。
被告側は暴行の事実自体は争わなかったが、河畑勇裁判官は精神鑑定の結果から被告は統合失調症だったと認定。「当時は幻覚や妄想の影響で善悪の判断ができない心神喪失の状態だったとの疑いが残る」とした。(略)

被告は
「スマホから飛んでくる電磁波が体に刺さり激痛が走った。優先席近くでは電源を切るのがマナーだし、痛みに耐えられず注意したが、無視されたと感じ怒りが爆発した」

と話していたということである。

現在、ネット上では男性が心神喪失で無罪になったことや、優先席付近で携帯電話の電源を切ることについての是非について議論になっているようである。
また、「電磁波を体で知覚することが出来るのか否か」という『電磁波過敏症』についても意見が交わされている。記事では、判決で「常識に照らすと理解不能なものと言わざるを得ない」とされたということで、議論のネタには事欠かないニュースのようである。

『はてなブックマーク』にも記事に対して多くのコメントが寄せられており、その中では

「心神喪失で無罪 っていうの無くせないのかな。 酒飲んでようが知将だろうが関係なく裁いてほしい」
「鉄道各社はスマホの電波は心臓ペースメーカーには影響を与えませんときちんと告知した方が良い。」
「裁判の結果キチガイだった事が明らかになったのだから、ブタ箱にぶち込む代わりに鉄格子の付いた病院に叩き込むのが筋だろう(人様に迷惑を掛けたのだし)」
「電波を飛ばしていたのは本人だったのか」
「統合失調症は無罪って差別を助長するような気がする。一般人は近づかないのが身を守る手段になるので、敬遠される。回復して復帰しようとしてもハードル上がる…。」

といったようなコメントが支持を集めているようである。

※画像は『和歌山地方裁判所』のサイトより引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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