マンガ『のだめカンタービレ』に学ぶ、困難にぶつかったときに思い出したい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた
©二ノ宮知子 / 講談社
突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?
普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー。
今回は、クラシック音楽をテーマに人気を博したマンガ『のだめカンタービレ』(©二ノ宮知子 / 講談社)より、困難にぶつかったときに思い出したい言葉をご紹介します。
あきらめないために必要な行動とは?
何かを掴むためには、あきらめずに頑張り続けることが必要とよく言われます。
そう言われても「こんなに頑張っているのに」と感じられる方も多いかもしれません。
あきらめずに「頑張る」というのは、何を頑張ることなのか。
そんな、困難にぶつかったときに思い出したい1フレーズがこちら!
俺だって楽譜を前にした時、いつも高い壁を感じている。
でもひとつひとつ、こうして自分で乗り越えていくしかないから。
自分で。
©二ノ宮知子 / 講談社
指揮者としてのパリ・デビュー公演を控え、リハーサルに余念がない千秋は、久しぶりに自宅に帰ることに。しかし、自宅で久しぶりに目にしたのは、ボロボロになったのだめ。パリの音楽学校で、誘ってくれた先生に「全然ダメ」と言われてしまい、ひどく落ち込んでいたのでした。
実はその時のだめは、千秋との共演を果たしたピアニストのルイを見て、ひどく焦り、作曲者のことを全く理解していないような演奏をしてしまっていたのでした。
そのことに気付いた千秋。しかしこればかりは、なかなか教えられるものでもないと考え、上記のフレーズにつながります。
困難を乗り越えるのは、自分の足
クラシック音楽は、楽譜から作曲者の意図や思いを理解し、解釈して表現していく音楽。偉大な作曲者であるほどに演奏する際の重圧は大きく、指揮者である千秋もいつも苦しんでいました。どのように解釈していくかは、ある意味で表現者の個性が出る部分でもあり、それを人に教えてもらうわけにはいきません。自分で必死に考え、乗り越えていくしかないのです。
ただそれは、何も表現者に限った話ではないのです。高い壁にぶつかった時、いろいろな人に相談して、助けを借りたとしても、最終的には自分の頭で考え、自分の力で壁を乗り越えなければいけないのです。
成長とは、自分の力で壁を乗り越えた経験と言える部分があるかもしれません。困難を乗り越えたその経験こそ、血となり肉となり、また別の壁にぶつかった時にそれでもあきらめずに乗り越えようとする力へと変わっていくのです。
高い壁を感じたとしても、その壁は自分で乗り越えるんだと覚悟を決め、ひとつひとつ、乗り越える努力をしていく。それは誰にでも必要な努力だといえるでしょう。
監修:リクナビネクストジャーナル編集部
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