自宅から200キロ コスプレ姿でイベントに向かうフランスの少女たち

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ガール・デュ・ノール駅で出会った3人組。左からサナ(14歳)、ジュリー(19歳)、アニッサ(18歳)

 フランス・パリの北西部に位置するガール・デュ・ノール駅で2011年7月2日(現地時間)の朝8時、3人組の少女に出会った。3人はベルギーとの国境近くの街・リールから200km以上離れたパリ郊外にあるJapanExpo2011の会場まで、コスプレ姿のまま向かうという。会場まで同行させてもらい、話を聞いた。

JapanExpo2011に来場したコスプレイヤーたちの写真(2)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw83154/photo/1

 JapanExpoは日本の漫画やアニメに特化したイベントで、今回で12回目。アニッサ(『ヴァンパイア騎士』黒主優姫のコスプレ)とサナ(『しゅごキャラ!』日奈森あむのコスプレ)の姉妹とジュリー(『グラビテーション』新堂愁一のコスプレ)は、同イベントの会場に向かうため朝5時に起床。メイクやコスプレを済ませたのち新幹線TGVに乗って1時間、ガール・デュ・ノール駅に着いたのは午前8時だった。フランスでは、自宅からイベント会場までコスプレをしたまま移動することは珍しくないという。

JapanExpo2011会場への電車で談笑する3人

 日本の漫画、特に”yaoi(ヤオイ)”に夢中のアニッサとジュリーたちはここからさらに40分ほど郊外線に乗り午前9時ちょうど、JapanExpo2011の会場があるパルク・デ・エクスポジション駅に着いた。開場までには1時間ほどあるが、すでに長蛇の列ができている。だが3人は並ぶことを苦に感じないと言う。アニッサはその理由を「今日は大好きな川唯東子先生のサイン会があるから」と教えてくれた。

JapanExpo2011の2日目、開場を待つ行列

 午前9時40分。彼女たちはようやく入場することができた。入場料は12ユーロ(およそ1,400円)。サイン会が行われるブースの前にも人だかりができていたが、彼女たちは駆け出していった。3人組の最年少で14歳のジュリーは「私はまだ”shojo(少女)”漫画しか読めないけれど、お姉ちゃんが日本の文化を教えてくれるのでうれしい。3人のなかで私だけまだ日本に行ったことがないので、いつか絶対に行きたい」と語った。

 なお同日現地から中継を行ったニコニコ生放送『フランスのJapan Expoニコニコ動画ブースから生放送!2日目』でも、フランスのコスプレイヤーたちの姿を見ることができる。

土井大輔

◇関連サイト
・JapanExpo2011会場のコスプレイヤー(2日目)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw83154/photo/1
・[ニコニコ生放送]コスプレイヤーの登場から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv54162081?po=news&ref=news#13:37
・Japan Expo 2011×ニコニコ動画(原宿) – 特設サイト
Nhttp://www.nicovideo.jp/expo2011/japanexpo

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