『Googleソーシャル検索』ついに上陸! 友人のブログやツイートを結果に表示
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Googleは、2009年よりアメリカで実験的に提供を開始していた『ソーシャル検索』を、6月13日(現地時間)から日本でもリリースしました。今後は、Googleアカウントでログインした状態で検索すると、検索結果に友人や知り合いのブログやツイートが表示されるようになります(ログアウト状態では『ソーシャル検索』は利用できません)。
『ソーシャル検索』は、Googleが各ユーザーの“ソーシャルサークル”として認識した友人や知り合いが提供した、関連性の高い検索結果を表示する機能。たとえば、「子ども用のデスク」を探しているとき、知人が同じく子ども用デスクについてブログで記事を書いていたら、「関連性の高い情報」として検索結果に表示されるというわけです。検索結果の下には、友人がプロフィールに設定した名前と写真が表示され、名前部分にマウスを合わせると、「どのウェブサービスでつながっているか」も確認できます。
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Googleがソーシャルサークルとして認識するのは、ユーザーの『Gmail』コンタクトリスト(アドレス帳のようなもの)やチャットリスト、『Googleリーダー』(RSSリーダー)や『Googleバズ』でフォローしている相手。さらには、『Googleアカウント』や『Googleプロフィール』に登録している『Twitter』などのウェブサービスを通じてつながっている友達および「友達の友達」も、ソーシャルサークルのメンバーとして、Googleに把握されています。私自身も、今回改めて自分のソーシャルサークルを確認してみたのですが、「うわー、ここまでGoogleに知られているんだー」と驚かされました。
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検索結果に友人のブログ記事が出てきたり、『Twitter』で共有された情報が示されたりすると、「○○さんがおいしいって言うお店なのか」「○○さんも欲しいと思っているんだ」などと参考になることも多いです。でも、その便利さは「Googleに個人情報を握られている」ことの上に成り立っているんだなと思うと、なんだかちょっと怖いような気もしますね。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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