あなたはどのタイプ? 生き物たちの“性生活”

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生き物たちの“性生活”

カラダの相性が悪くて恋人と別れる――なんて人もいるくらい、人間にとって性行為は重要視されますが、ほかの生き物たちはどうなのでしょうか。
実は楽しみのために性行為をする種は、人間、イルカのほかに、犬もおそらくそうだろうと言われている程度しか確認されていないそうです。
しかし、種の保存のためだからこそ尚のこと、動物たちの性行為は個性豊かです。

●女性編
さかりのついたメスのライオンは、5日間ほど昼夜を問わず、30分おきに交尾をせがむとか。百獣の王と言われているライオンのオスも、その相手をしなければならないのですから大変ですね。

チンパンジーのメスは相手を選ばず、15分間に8匹のオスと交尾するさまが確認されています。人間だったら、とんだ尻軽女です。

メスブタのオーガズムは30分も続くことがあるそうで、このことからメスブタも性行為に楽しみを見出しているのではないかという見方もあるのだとか。

有名どころではカマキリのオスが交尾のあと、メスに食べられてしまう話を聞きますが、ほかにもセアカゴケグモホタルなども、メスがオスを食べてしまうそうです。
ホタルのオスは捕食者であるクモに対抗する免疫を体内で作ることができますが、メスはそれができないため、オスを食べることでクモに対する免疫を獲得しているのだそうです。なかなか計算高いですね。

●男性編
元気な雄鶏は、ある雌鳥と交尾をした直後、別の雌鳥が現れてもすぐにまた交尾を始められます。雄鶏には精子を蓄えて供給し続ける能力があるからだとか。大変な精力家ですね。

精力家といえば、オットセイのオスも負けてはいません。
1頭のオスで平均40頭、多いものでは100頭ものメスに囲まれてハーレム生活を送るそうです。ただし、ハーレムの王様となったオットセイは、100頭ものメスを相手にほとんどエサもとらず、ただひたすらに生殖作業に打ち込むというのですから、ハーレムという響きほど甘い状況ではないのかもしれません。

トカゲやヘビのオスはふたつの性器を持ち、長い時間の性交にも耐えられるそうです。ガラガラヘビには一度の性交で22時間45分という記録があります。
哺乳類ではクロテンが8時間という記録を持っています。

逆に短いのはウサギ。挿入してほんの2~3秒で終わってしまうとか。
牛や馬などの大型動物もたいてい早く、挿入したら即射精。あのずっしりと大きなゾウでさえ、30秒くらいだといいます。

悲しいのはフクロネコというオーストラリアやニューギニアに住む哺乳類のオス。たった一度の交尾期間が終わると、寿命が尽きてしまうのです。

●変り種
ヒラムシというちょっと聞きなれない海の生き物は、雌雄同体種でありながらふたつの男性器を持っており、二匹の個体が自分のとがった性器を相手の皮膚に突き刺そうとする争いが交尾のスタートです。
そして最初に突き刺したほうが“オスになる権利を獲得”し、負けたほうは体内で卵を成長させる役目を担わなければならなくなるのです。

ベラの仲間のブルーヘッドラスは、群れの中で最もカラダの大きなオスが小さなメスたちを従えてハーレムを形成しますが、そのオスがいなくなると、群れの中に残ったメスの中で最も大きな個体が性転換してオスになります。

カクレクマノミは一夫一妻制ですが、オスよりメスのほうが大きいのが通常です。そのほうがより多くの卵を産むことができるからだとか。そしてメスがいなくなり、後任のメスがオスよりも小さい場合は、オスとメスが役割を交替するそうです。なんとも柔軟な性ですね。

湿ったコケの中で暮らすヒルガタワムシは、生涯交尾をすることはありません。
性別もなく、子どもを作るのに受精を必要としないためなんだとか。

あなたはどの生き物の性活動に共感をおぼえましたか?
どれもちょっと……? ですよねー。

※画像は『足成』から。
http://www.ashinari.com/

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