意外と簡単? ミニ盆栽で“紅葉”を楽しむには

意外と簡単? ミニ盆栽で“紅葉”を楽しむには

今や盆栽は“BONSAI”として世界的に認められている高尚な趣味のひとつ。盆栽専門店に外国人の団体がやってきて、盆栽を鑑賞している姿を見かけるのも珍しくないという。ただ、興味があっても剪定などの手入れが難しそうで、二の足を踏んでいる人が多いことも確か。

そんな人におススメなのがミニ盆栽だ。一般的に手の平に乗る程度の大きさの盆栽を指し、さほどスペースを必要としないので、庭の無いマンション住まいの方でも簡単に育てることが可能。ここではそのミニ盆栽のつくり方や、今が旬の美しい紅葉盆栽などについて、ミニ盆栽サークル、「凡才会」の怪長(会長)こと粟谷さんにお話しを聞いてみた。ミニ盆栽をつくるのに必要なものは?

1.手の平サイズの鉢やぐい飲み(後で穴を開ける)
2.鉢底ネット
3.盆栽用の用土
4.植える用の木
5.ハサミ(当面は家庭用のハサミでも可)
6.用土を鉢に詰めるための棒(割り箸など)
7.用土の粒を分ける用のふるい
8.じょうろ
9.ポリバケツ(あると便利)
10.穴を開けるための砂
11.用土の受け皿用の器
12.ピンセット&麻ひも(あると便利)
13.銅線・アルミ線

以上、別途管理に必要なものもあるが、つくるには上記のものがあれば大丈夫。わざわざ購入しなくても、家にあるものでかなりのものが代用できそうだ。実際にミニ盆栽をつくってみよう

1.穴の開いた(開けた)鉢やぐい飲みを用意
2.鉢底ネットを穴の上にセット
3.大き目の火山礫を網が隠れる程度に入れる
4.盆栽用の木の太い根を切り落とし、細い根だけ残す
5.小さめの用土を底から3分の1程度入れる
6.用意した木の根全体に行き渡るように入れる。この際、鉢の正面と木の正面を合わせ、傾きなどを確認
7.残りの用土を入れる。用土が鉢の9分目ほど入ったら削っておいた棒や割り箸で優しく、根を傷めないようにサクサクと用土を押し込めていく
8.用土を詰め終わったらじょうろで十分に水を掛ける

工程こそ多いが、意外と簡単そう。その後の管理がある意味“キモ”ではありそうだが、木の種類や環境によって変わるようだ。基本のポイントは剪定、根の状態の把握、そして水分をちゃんと与える(乾燥させない)ことである。紅葉を楽しめる木の種類とは?

基本的に落葉樹のものが有名。真っ赤に染まった山などは観光名所になっているが、小さなミニ盆栽で紅葉を独り占めするのもまた一興だ。
代表的なものはカエデ科(イロハモミジ、サトウカエデなど)、ウルシ科(ツタウルシ、ヤマウルシなど)、ツツジ科(ヤマツツジ、レンゲツツジなど)、ブドウ科(ツタ、ヤマブドウなど)、バラ科(ヤマザクラ、ウワミズザクラなど)、スイカズラ科(ミヤマガマズミなど)。

最後に凡才会の会長である栗谷さんから「私は盆栽を始めたら朝が楽しくなりました。あなたも今日からつくってみませんか。初めての方でも簡単に楽しめます。ミニ盆栽はとても面白いので日常生活が変わると思いますよ」とメッセージをいただいた。

都心でも日常的に緑に触れることができる、盆栽。芸術の秋に、ミクロな自然の造形を楽しんではいかが?●取材協力
ミニ盆栽サークル「凡才会」
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/10/13/98588/

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