【CEATEC2015】スマホじゃなくて“ロボホン” シャープが電話にもなるロボット『RoBoHoN』を出展
10月7日から10日にかけて幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクスの総合展示会『CEATEC2015』。シャープは2016年前半に製品化を目指している、携帯電話になるロボット『RoBoHoN』を出展します。
『RoBoHoN』は、全高約19.5cm、重量約390gの小型ロボット。3GとLTE、Wi-Fi(802.11b/g/n)の通信に対応し、電話として使うことができます。
「○○さんに電話して」と音声操作で電話をかけられ、受話器のように手に持って通話したり、ハンズフリー通話することが可能。
ポケットに入れて持ち歩いたり、専用のホルダーに入れて首からさげて持ち運ぶことを想定。外出先でロボットを持って通話するのはちょっと勇気が要るかもしれないですが、漫画で見た未来っぽくてワクワクしてきますよね。
音声入力が中心ですが、騒音の多い場所や声を出せない場所では、背中のタッチパネルから操作することも可能。OSはAndroidをカスタマイズしたもののようですが、独自OSとして開発を進めているそうです。
頭部にはカメラを内蔵し、「写真を撮って」と呼びかけると写真を撮影し、「プロジェクターに映して」と話すと頭部のプロジェクターで床や壁に静止画や動画を投影することも可能。
ロボットとしては、2足歩行したりダンスを踊れるほか、座った状態から自分で起き上がることもできます。天気を尋ねたり、会話を楽しむことも可能。
RoBoHoN(ロボホン)コンセプトムービー(YouTube)
https://youtu.be/HQtIlxe_ZkY
タカラトミーとドコモの『OHaNAS』、Spheroの『BB-8 APP-ENABLED DROID』のようにスマートフォンと連動するロボットが現在注目を集めていますが、ロボットを電話にしてしまうのは意外な発想。特定のキャリアから発売されるのか、SIMフリーで発売されるのかなど、価格はいくらなのか、など実際の販売につては検討中とのこと。今後の展開が気になる製品です。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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