ベンツ『SLK』がフルモデルチェンジ!業界初のWEB発表会も
2011年5月18日(水)、東京・六本木のメルセデス・ベンツ日本本社において『The new SLK-CLASS』のWEB限定公開発表会が行われた。
新しい『The new SLK-CLASS』(以下、『SLK』)はいったい、どこが違うのだろうか。WEB限定発表会の様子も交えて、お伝えしたい。
――業界初のWEB発表会 新型『SLK』
今回のような事前収録の動画形式によるWEBのみでの発表会は、日本国内の自動車業界で初の試み。その発表会の動画の内容を踏まえつつ、新型『SLK』の進化をさらっていきたい。
動画がスタートする。劇場のスクリーンには『SLK』で荒野を疾走する美女。ポップコーンをほおばりながらそれを見る男性。この男性こそが、メルセデス・ベンツ日本 社長のニコラス・スピークス氏である。
インタラクティブムービー『SPEED DATE』を見ながら、ニコラス氏は、代表取締役 副社長の上野金太郎氏へとバトンをつなぎます。
――全天候型『SLK』はどう変わったか
「一年中、ロードスターの喜びを味わえる車として」改良が進められてきた『SLK』は、今回で第三世代となるという。
SLSやSLを思わせるフロントビュー、そしてサイドビューはロングノーズショートデッキのプロポーションにより、よりスポーツカーらしさを強調しているのが特徴。サイズ的にも、これまでの『SLK』が持つ取り回しの良さは固持している模様だ。
インテリアは飛行機のコクピットを意識しつつも、細かな素材に配慮した上質な仕立てとなっている。
――世界初「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」
今回、新たに採用される「マジックスカイコントロールパノラミックバリオリーフ」は、大きな特徴のひとつだ。
バリオルーフを閉じていても、スイッチ一つでルーフの濃淡を切り替えることができるのだ。つまり、日差しが強いと感じたら、スイッチを入れることで瞬時にルーフ部分の色がサングラスのように変化させることが可能となっている。もちろん、雨の日などでも日差しを感じたい、と思った時にはときはすぐに透明にすることができる。
今回の『SLK』のモデルチェンジにより、かつての「季節や天候に対して、ロードスターは不便である」という概念は無縁となるかもしれない(※当システム搭載車は9月より納車予定)。
――さらなる快適さへ
ロールバー背面には、新開発のピポット式ドラフトストップ「エアガイド」を装着。操作性、デザイン面において一層向上がなされ、オープンエアドライブの快適性が確保されたという。
また、冬のオープンエアドライブを想定し、乗員の首回りを温風で温めるエアスカーフは新型SLKにも引き継がれている。
――スポーツカーでありながら優れた燃費経済性
『SLK』には、メルセデスの最新技術を駆使し、強さと燃費経済性の両方を持ち合わせた直噴エンジンが採用されている。
『SLK 200 BlueEFFICIENCY』(Sports含む)のエンジンには、1.8リッター「直列4気筒直噴ターボエンジン」を搭載している。最高出力135 kW(184PS)を発揮、最大トルクは250Nmと従来型より10Nm向上しているとのこと。
『SLK 350 BlueEFFICIENCY』には、新開発3.5リッターV型6気筒直噴エンジンを搭載。高噴射圧の「ピエゾインジェクター」によりリーンバーン(希薄燃焼)を可能とした最先端技術「BlueDIRECTテクノロジー」や「ECOスタート/ストップ機能」(アイドリングストップ機能)を採用。
最高出力306PS/最大トルク370Nmというすぐれた動力性能を実現しながらも、大幅な燃費経済性の向上を実現している。
上記いずれも、7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS」が組み合わされていることにより、「このカテゴリーではトップクラスの動力性能と環境性能を実現」したという(上野氏)。
――より多くの人へ向けた価格設定
この“新世代のロードスター”『The new SLK-CLASS』、価格設定は525万円からとなっている。各販売店での予約注文を開始し、納車は2011年7月頃からを予定しているとのことだ。
Facebookでは「メルセデス・ベンツ日本公式ファンページ」が用意され、『SLK』の最新情報も随時アップロードされる模様だ。
下記のページからは『The new SLK-CLASS』に関する今回の発表、すべての情報にアクセスできる。
The new SLK-CLASS WEB発表会|メルセデス・ベンツ日本公式サイト
http://special.mercedes-benz.co.jp/SLK-Class/
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