史上最強のコストパフォーマンスを誇る『鉄火丼』を食す! @『焼肉はせ川』小田急相模原
何気に刺身や寿司が好きな筆者ですが、普段はあまり”海鮮丼”的な何かを欲する事はありません。
どちらかと言うと寿司屋で”光り物”を食べながら軽く一杯やるくらいのスタンスが定着しています。
やはり魚を食べるなら寿司屋が一番美味しいかなと思うし、ちょっとした刺身なら魚の美味しい居酒屋さんを探します。
しかし!
”海鮮丼”にも良さはあります。握りよりもボリュームもあって、お手軽に魚を楽しめます。
と、言う訳でちょっとやそっとの”海鮮丼”では動かない筆者ですが、ついに立ち上がる時が来たようです。
『鉄火丼』(600円)を所望する!
この店は完全予約制の焼肉屋さんなのですが、謎にメニューが豊富です。しかも異常に安いのが特徴で御座います。
『山盛りオリーブ』」(50円)
前は150円だか250円だったのですが、人気がないのか値下げされて50円になっていました。
もっとも、さしてオリーブを欲していないし、この店の”山盛り”を知っている筆者は50円でも軽くスルーします。
壁に貼ってあるメニューの数々、どれもが気になるのですが本日のターゲットに一点集中です。
『鉄火丼』(600円)
基本的に焼肉屋さんなので魚は無いのですが、ここ最近チョイチョイ”まぐろ”が顔を出しています。
これは確実に要チェックすべき一品ではないでしょうか?
『鉄火丼』を食す!
多分、こうなるであろう事は予想していましたが、案の定こんな感じのグラフィックに笑いが止まらない筆者です。
”山芋”が入っているのも大き目の茶碗ですからねw
『鉄火丼』の直径は隣の”七輪”と大差ありません。
さあ、宴の始まりです。『焼肉はせ川』の実力、試させて頂きましょう!
卵の黄身と山芋を混ぜるべし!
そもそもが、この山芋だけで茶碗一杯分のボリュームとかウケるんですけど、この店では普通の事で御座います。取り立てて騒ぐ程の事ではありません。
山芋と言っても”自然薯”(ジネンジョ)では無く、長芋の方なので、ちょっと粘りが足りない感は否めませんがヨシとしましょう。
本物の山芋を茶碗一杯使ったら、それだけで600円はしちゃいますからね。
ワサビと醤油を混ぜて丼にオンします。かけると言うよりは注ぐと言った方が的確な量ですが、少ないよりは幸せでしょうか?
ポイントとしては、最初はあまり醤油を入れないで混ぜて、丼に注いでから醤油を追加して回しかけると良いですね。
そうする事で山芋の風味を生かしつつ、丼全体に醤油の強弱が出て味のコントラストが生まれます。
マグロの色々な部位が入っているぞ!
厳密には”まぐろハラミ”ってメニューに書いてあるので、マグロの腹の周りの刺身ですが、当然”中トロ”っぽいのも混ざっています。
マグロと言っても”キハダマグロ”ではなく、本マグロですからね。コイツの美味しい部分がドーンと丼になっているのですから驚きです。
写真でも分かる通り”中トロ”や骨周りの”中落ち”とかが盛り合わさってる豪華な丼、コレは確実にキテますね。
二人で分けても十分過ぎるボリュームに感動した!
まあ『鉄火丼』の600円なら探せばいくらでも出て来ますが、この上質なマグロをふんだんに使った『鉄火丼』には及びません。
二人で分けても、まだまだ普通の鉄火丼の”大盛り”くらいのボリュームがあります。
遠慮がちに取り分けた風に見えますが、あれ以上はちょっとキツいそうです。確実に3~4人前のボリュームって事で御座います。
ネギトロも隠れているぞ!
ちょいちょい食べてみると、なんとマグロの切り身の下は、びっしりと”中落ち”が隠れていました!
マグロの骨周りの部分、すなわち本当の”中落ち”な部位になります。これをネギと一緒に叩けば本物の”ネギトロ”になります。
つまり、ひとつの丼で”鉄火丼”と”ネギトロ丼”が楽しめると言う嗜好です。
なので、これだけ大量の御飯があっても”マグロ飢饉”が起きる事は絶対にありません。
『鉄火丼』ヤバし!!
そもそもが『馬のにぎり寿司』を食べた時に、ガリの代わりにマグロが入っていて、その味でイケると確信した筆者。
今回は確実に『鉄火丼』だけの為に予約したと言っても過言ではありません。
とにかくマグロが美味しいかったです。
普段は『豊野丼』の天丼とか『長岡屋』のカツ丼に走る筆者ですが、何気に
「揚げてない系の丼」
は心が癒されます… なんと胃に優しい美味しさか?
しかもデカ盛りなので、二人で分け合っても十分過ぎる量が残ります。
いや、この美味しさなら確実に筆者一人でも、やっつける事が出来ますね。焼肉の後でも余裕で箸が進みます。
いつも生死を賭けた”デスマッチ”みたいな丼ばかり食べて来た筆者の心は、この『鉄火丼』で癒されました。
あと、そろそろ忘れていると思うので、再び補足しておきますが『焼肉はせ川』は完全予約制の焼肉屋さんですからね。
なので、この”超大赤字メニュー”をオーダーする前に、必ず焼肉も食べて下さい。それが常識ある大人の行動です。
松茸様のお吸い物も付いて600円?
そして、この『鉄火丼』には”松茸様のお吸い物”まで付いて来ました。
無論、サービスかも知れないので必ず付くとは言えませんが、大抵の場合は付いてくると思われます。
なにせサービス精神満点の店主ですからね。
豪快な『鉄火丼』の最後を”松茸様のお吸い物”で締めて600円とか、本当に『焼肉はせ川』には頭が下がります。
確実、この内容なら日本一の”鉄火丼”と言っても過言ではないでしょう。
『鉄火丼』 総評
そして最後はサービスのアイスを食べて旅立ちます。この日はなんと”かぼちゃ”のアイスでした。
ちなみに、この『鉄火丼』はサービスメニュー的なアレなので、この記事が公開された頃には、すでに食べられないかもしれません。
まあ、ぶっちゃけ店のメニュー全般、ある意味サービスメニューですが、やはりマグロをこの値段で出すのは無茶です。
恐らくメニューとして張り出されていても、食べられる人は一組か二組じゃないでしょうか?
そんなに沢山のマグロを仕入れている訳では無いので、多くを提供する事は出来ないし、かと言ってマグロを減らしてまで提供しない店主ですからね。
つまり『焼肉はせ川』でも檄レアなメニューと言えるでしょう。筆者も恐らく二度と食べる事は出来ません……。
正直、筆者も記事にするのを止めようかと考えたのですが、やはり多くの人に『焼肉はせ川』の素晴らしさをアピールする為に、出し惜しみは無しで行きましょう。
それが『焼肉はせ川』に対するリスペクトであり、店主の熱い想いに答える筆者の義務とも思っています。
と、言う訳で滅多に食べる事は出来ない『鉄火丼』だとは思いますが、機会があれば是非食べてみて下さい。
『焼肉はせ川』(完全予約制)
住所:神奈川県相模原市南区相模台4-11-6
営業時間 17:00~22:00
定休日:水曜日
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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