Amazonから「プライム・ビデオ」登場! 対応端末は? オフライン視聴は? 気になるポイントをチェックしてみた
Amazonジャパンがアナウンスしていた『プライム・ビデオ』を9月24日にスタートした。
プライム会員として毎年3900円(税込)払っているわたしにとっては、追加料金無しでこの恩恵にあずかれるので「ありがたや、ありがたや」という気持ちで開始されるのを待っていた。
FacebookやTwitterでは「TVで見られるの?」「iPhoneに対応している?」「PCでは?」「でも、回線速度が……」などこのサービスについての疑問がちょこちょこと見受けられた。自分でも「あれれ、この間、プライム会員向けに4980円で販売していた『Fire』端末では見られないの?」と疑問に思ったので、調べてみた。
で!
せっかくなので、その結果をまとめることにしてみた。
Amazonプライム・ビデオの特徴
何といっても安いのが魅力的なプライム・ビデオ。スピード配送や(っていっても、通常会員でも大抵の場合翌日には届くけどね)Kindleを持っていれば毎月対象の電子書籍が1冊無料になる「Kindleオーナーライブラリー」など特典盛りだくさんのプライム会員料金のみで視聴できる。
先述のように、その年会費はわずか3900円。しかも税込。月にすれば325円。
定額制(いわゆるサブスクリプションタイプの)の動画サービスとしては群を抜いて安価だ。
動画はほとんどがHD画質で、一部4K画質に対応している。対象作品は見放題。公式サイトには、ここでしか視聴できない限定コンテンツも掲載されていた。
ストリーミング再生だけでなく、一部端末なら通信回線速度の出るところでダウンロードしておいて、オフライン環境で視聴する、という楽しみ方もできるようだ。
「わたしのスマホって対応してるの?」
実は先日、『Kindle Fire』改め『Fire』が発表されたとき「ははぁん、これは新しく始まるプライム・ビデオへの布石だな?」という憶測が一部でささやかれ(ソースは我が家)、低スペックと知りつつも、ポチッとするかどうか迷っていたのだ。
プライム・ビデオ開始の発表を受けて、すぐさまAmazonビデオのサイトを見てみたものの、「Fireをご利用のお客様へ」のリンク先には何も表示されていなかった。
「ま、まさか利用できないとか?!」と思ったがそんなことはなく、数十分後にページの中身が見られるようになっていた。
そんなわけで、自分がドキドキしてしまったため(Fire買ってないのにw)、手持ちのデバイスでこのサービスの恩恵にあずかれるかどうか気になり調べてみた結果が下記。
・Android OSスマートフォン:全対応
・Android OSタブレット:全対応
・iPad、iPad mini(恐らくiPad Air):iOS 7以上(iOS 6以下はアプリバージョン2.9.8で対応)
・iPhone:iOS 7以上(iOS 6以下はアプリバージョン2.9.8で対応
・iPod touch:iOS 7以上(iOS 6以下はアプリバージョン2.9.8で対応)
・Kindle Fire:2012年以降発売のもの
・Kindle Fire HD:2012年以降発売のもの
・Kindle Fire HDX:2013年以降発売のもの
・PlayStation 4:対応
・ブラビア:2014年以降発売で、型番末尾に「B」の付いているもの
・ビエラ:2015年発売モデルでネット接続可能なもの
・Windows、Mac:対応(Silverlightが必要)
もっとも、HDMI端子を搭載しているTVであれば、新たに発表された『Fire TV』(Stickは4980円〜)を購入すれば視聴できる。
ダウンロードしてオフライン視聴も!
動画のストリーミング再生で気になるのは、モバイル環境下での「速度規制」。直近3日間で3GB以上のデータ通信を行うと、翌日から通信速度が規制されてしまうというアレだ。そうなってしまうと、とてもじゃないけど見るに耐えない。
今回開始されたプライム・ビデオでは、何と事前にデバイス内にコンテンツをダウンロードしておき、ネット環境を気にせずに視聴できるというのだ。これなら自宅などのWi-Fi環境で、通信データ量を気にせずに見たい動画をガンガンダウンロードできる(ただし、端末のストレージを圧迫するが)。
ただし、それができるのはアプリを使用したiOS、Kindle FireシリーズのみでAndroidには非対応。iOS端末でも、Amazonビデオアプリ ver.2.9.8を利用したもの――つまりiOS6以下のものではダウンロード非対応なので注意したい。
画像:
記事内のスクリーンショット、iPad&iPod touchの撮影はすべて筆者によるもの。
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