デザイン界は「上級国民」!?  エンブレム撤回会見での「一般国民は理解しない」発言が一部で反発を呼ぶ

ニコニコ

9月1日、佐野研二郎さんのデサインした五輪エンブレムの使用中止が決定し大会組織委員会による会見が開かれ、『niconico』で生中継が行われた。

参考:佐野研二郎デザインの五輪エンブレム使用中止で大会組織委員会が18時より会見! 『niconico』で生中継も
https://getnews.jp/archives/1116942[リンク]

会見では、今回の責任の所在は有耶無耶に。また、撤回されたエンブレムとベルギーの劇場ロゴ、またエンブレムの原案とヤン・チヒョルト展のポスターの類似点等について、審査委員の永井一正氏の

「デザイン界では別物と区別される。しかし一般国民は納得しない」
「専門家にはわかるが、一般国民は残念だが理解しない」

という発言が伝えられた。
一部ネット上には、

「理解しない一般国民が悪い、一般国民に責任があると言うのか?」
と反発の声が。
「我々が一般国民なら、デザイン界は上級国民なのか?」

といったような声もあり、会見を中継した『niconico』生放送には

「上から目線」
「選民意識」

というコメントも寄せられていた。「訴えたベルギー側は”専門家”じゃないのか?」というもっともなツッコミも。

「ウェブばバカと暇人のもの」他、さまざまな著作で知られるネットニュース編集者の中川淳一郎 (@unkotaberuno)さんは、早い段階からいわゆる”上から目線の選民思想”的なものを批判。

8月19日の段階で『Twitter』にて


オレは一生デザインの仕事とはかかわらんから、悪口言うわ。お前らが一般人とは乖離のある上から目線の選民思想的なことをこれからもネットで発信し続ける姿勢を続けたら叩くぞ。お前らカンヌでムール貝食う写真とかUPし、外人とたまたま写真撮ったら自慢しやがって。英語もしゃべれねぇくせに、アホ

とツイートしている。
佐野氏とほぼ同年代、そして同じ博報堂出身でもある中川さんは今回の件で数多くツイートを行っており、エンブレムの使用中止が報じられた後には


おっ、Hagex氏がまとめてくれました。いやぁ、エンブレム、使用中止ですね。今、とことんしみじみとしてしまいました…。→中川淳一郎氏が佐野問題について吠えた! – Hagex-day info
http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2015/09/01/105314[リンク]

とツイートし、ネット炎上案件のまとめに定評のある『Hagex-day info』さんの記事を紹介している。チェックしてみてはいかがだろう。

※画像は『niconico』より

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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