【Interview】インフルエンサーをリアルタイムで可視化!新時代のソーシャルマーケティングツールに大接近
SNS上で絶大な影響力を持つ“インフルエンサー”は、ユーザーのみならず、顧客拡大を図る企業にとっても、今や欠かせない存在。
実際、彼らの拡散力をマーケティングに活用した事例は、多くある。
しかし、効果測定に関して疑問の声も上がっているため、広く普及していないのが現状だ。
そうした課題を解決するのが、この「Tofu Analytics(トウフ アナリティクス)」である。
独自のデータ解析技術によって、これまでにない正確な効果検証を実現。SNSマーケティング普及に向けて、新たな一歩を踏み出した感がある。
開発元は、今月発足したばかりのmisosil(ミソシル)。COOの土田 大介(つちだ だいすけ)氏に、詳しい話を聞いた。
・適切なインフルエンサー可視化と同時に精密な効果検証を実行
Q1:まずは、「Tofu Analytics」提供のきっかけと経緯から、お聞かせください。
自社にあったインフルエンサーを可視化することに加え、投資効果を明確にすることで、より企業のマーケティングを効率化できるのではないか、という想いから企画が生まれ、エンジニアがプロダクトとして形にしました。
特にSNS上のキャンペーンは、適切なインフルエンサーへアプローチができなかったため、うまく拡散されずに終わってしまったキャンペーンが多くあったり、成果が見えにくいため、投資に踏み切れないといった悩みが、マーケターへのヒアリングからも、多く聞かれました。
実際に弊社メンバーも、前職(シリコンバレーのスタートアップや外資メーカー)の経験から、同様の課題意識を持っていたことが、提供のきっかけとなりました。
Q2:「Tofu Analytics」とは、どんなツールなのでしょうか。
SNS上のキャンペーンの拡散経路や、拡散に貢献しているインフルエンサーをリアルタイムで可視化し、より正確な効果検証も可能にするツールです。
独自のデータ解析技術を活用することで、情報を拡散してくれているカスタマーや、見込み客を特定し、さらにリーチ数やコンバージョン数といった、効果検証も同時に行うことができます。
流入元の特定に関しては、Twitterだけでなく、メディア横断的に効果検証が可能です。導入自体も非常に簡単なのが、「Tofu Analytics」の特徴です。
・低コストかつ効率的な広告配信が可能
Q3:本ツールを導入することで、企業はどのようなメリットを得るのでしょうか
自社や自社ブランドの本当のインフルエンサーを、より正確に特定することで、彼らにセグメントした非常に低コストで効率的な広告配信や、彼らに拡散されやすいコンテンツ等の設計に活用できるため、キャンペーンの成功確率を高めることが可能です。
また、今までブランド想起率であったり、将来の見込み客となるファンづくりといった、あいまいな目的の下、実施されることが多かったSNS上のキャンペーンや、SNSアカウント運営ではなく、より投資効果を明確にしたキャンペーンの実施が、可能になるでしょう。
Q4:今後の展開について、教えてください。
今後は、特定したインフルエンサーに対する効率的な広告配信や、彼らを巻き込んだプロモーションの実施などのお手伝いができれば、と思っております。
8月24日に公開されたばかりの本ツール。ソーシャルマーケティングをどう牽引していくのか、今後の展開が楽しみだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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