福島原発事故「レベル7」引き上げ チェルノブイリなみに
原子力安全・保安院は2011年4月12日11時頃におこなわれた会見で、東日本大震災の被災による一連の福島原発の事故について、国際基準に基づく事故の評価を「レベル7」に引き上げると発表した。これは25年前の1986年、旧ソビエトで起こったチェルノブイリ原発事故と同じ評価。
原発で起きた事故については、原子力安全・保安院が、事故の深刻度に応じて「国際評価尺度(INES)」を設定、レベル0から7までの8段階で評価している。これまで福島原発事故は暫定的に「レベル5」が設定されていたが、今回、引き上げられた「レベル7」は評価尺度としてチェルノブイリと並んで最悪のもの。なお、国内最悪だった東海村臨界事故(1999年)はレベル4、スリーマイル島原発事故(1979年)はレベル5とされている。
【4/12・11:20開始】経済産業省より原子力安全保安院・原子力安全委員会による合同記者会見【再放送】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv46383993
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)
(丹羽一臣)
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