繰り返し何度でも観たくなる! 映画『インサイド・ヘッド』に隠された小ネタ4選

『インサイド・ヘッド』メイン

7月18日(土)から公開されているディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。ピクサー作品の真骨頂とも言える練り上げられたストーリー展開やキャラクターたちの魅力が反響を呼び、公開から24日間で観客動員数220万人、興行収益は26億円という好成績を記録しています。

ピクサー作品といえば忘れてはいけないのが、スタジオ過去作には必ず登場してきた“カメオ出演”や“共通モチーフ”などの小ネタの数々。本作にも驚きの小ネタが隠されていたのでピックアップしてまとめてみました。みなさんはいくつ見つけられましたか?

小ネタその1:A113

ピクサーのファンにはおなじみの記号「A113」。実はスタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセターや、本作の監督であるピート・ドクター(『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』)、ブラッド・バード(『Mr.インクレディブル』)、アンドリュー・スタントン(『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』)らがカリフォルニア芸術大学時代に通った教室の番号を表しています。

これまで全てのピクサー長編アニメーションに登場している記号で、例えば『トイ・ストーリー』ではアンディの家のクルマのナンバー、『モンスターズ・ユニバーシティ』ではサリーとマイクが所属する“怖がらせ学部”の教室番号として描かれてきました。

『インサイド・ヘッド』ではライリーの転校先となる教室に「A113」の文字が確認できます。さらに、物語後半でライリーが家出するシーンでは、背景となるビルの壁の落書きに注目してみましょう。

ちなみに、ピクサー過去作の「A113」登場シーンについては、以前にディズニー/ピクサーが公式のまとめ動画を公開しています。

Chatter Phone Tipline: A113(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=N4ty2-8R9hU

小ネタその2:ピザ・プラネットのトラック

『トイ・ストーリー』に登場した“ピザ・プラネット”の配送トラックを覚えているでしょうか? その後『カーズ』や『ウォーリー』など多くのピクサー作品で描かれているこのトラックが、『インサイド・ヘッド』ではバッチリ計3回も登場しています。現実の世界で見つけられた人は多いかもしれませんが、頭の中の世界にも登場しているそうですよ。

各作品の“ピザ・プラネット”トラック登場シーンも、ディズニーの公式まとめ動画が公開されています。

Pixar Pizza Planet Truck Hidden Secrets(YouTube)

小ネタその3:次回作のキャラが登場

ピクサー作品では、次回作のキャラクターをカメオ出演させるのもお決まり。『インサイド・ヘッド』の次回作には、「もしも隕石が地球に衝突せずに、恐竜が絶滅をまぬがれていたら?」というテーマで描かれる『アーロと少年』が控えています。『インサイド・ヘッド』にも“恐竜”をモチーフとしたアイテムやセリフがたびたび登場していましたよね?

こちらの小ネタも同じく公式のまとめ動画が公開中。

Pixar Hidden Easter Eggs & Secrets(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?t=45&v=wTF5bKFY_Io

小ネタその4:見覚えのあるアイテムが続々

その他、劇中には過去のシリーズで登場したアイテムや場所が登場し、もしかしたらピクサーの物語同士は世界がつながってる? と思わせてくれる遊び心が満載。

例えば、ライリーのクラスメイトが『トイ・ストーリー』のマッド坊やことシドと同じ“スカル柄のTシャツ”を着ています。ファンの間ではシドの妹ハンナじゃないの? という声も。また、ライリーの家族が食卓を囲むシーンでは、『バグズ・ライフ』に登場した中華料理のテイクアウト用ボックスを発見。さらに、幼いころのライリーがすべり台で遊ぶ回想シーンは、『トイ・ストーリー3』のサニーサイド保育園では? という憶測も広まっています。

探せば探すほど新たな発見が出てきそうですが、ここまで徹底しているなんてピクサーちょっと怖いよ! これらの小ネタを見逃したという方は、ぜひ劇場で目を凝らしてチェックしてみては?

『インサイド・ヘッド』公式サイト:
www.disney.co.jp/movie/head

(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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