大阪万博の再来か!日本最大級の大型複合施設『EXPOCITY』11月19日(木)誕生
1970年の大阪万博以来45年。その跡地は万博記念公園として長らく親しまれてきたが、その中に日本最大級の大型複合施設『EXPOCITY』が11月19日(木)にグランドオープンする。
現在急ピッチで進められている建設工事だが、都内で開かれた三井不動産による記者会見と同時進行で、大阪では報道関係者に建設現場が公開されていた。
記者は東京で行われた会見を取材した。
敷地面積約172,000平方メートルの施設には、8つの大型エンターテイメント施設と305店舗の「ららぽーとEXPOCITY」からなる大型施設だ。
「『遊ぶ、学ぶ、見つける』楽しさをひとつに!」というテーマをもとに、ミュージアム、シネマコンプレックス、エデュケーションとエンターテイメントが融合。
とはいうものの、いったいどんな施設になるのだろうか。
三井不動産の菰田正信社長によると、要旨次のような説明がなされた。
昭和が始まって45年経った1970年「人類の進歩と調和」をテーマに開催された大阪万博。それから45年経った2015年に同地で”EXPOCITY”が誕生する。大阪万博開催の地に新たなコミュニティーを創り出すことによりことにより、45年前の熱気とにぎわいを呼び覚ますような施設を目指したい。
気になる8つの大型エンターテイメント施設をみていこう。
海遊館プロデュースのミュージアム「NIFREL」
水族館や動物園の固定観念を一掃し、さらに美術館の概念も加えたアートを楽しむように生き物の魅力を伝える生きているミュージアム。
日本初の体験型英語教育施設「OSAKA ENGLISH VILLAGE」
米国の文化や日常を取り入れた英語教育施設で、大人も利用できる。生きた表現、例えば、レストランに入った際の注文、飛行機に乗った際のやり取り等、実際の生活や日常に即した英語の学習ができる施設。
体験型エデュケイメント施設「ポケモンEXPOジム」
ポケモン初プロデュースの子供たちのコミュニケーションスキルを育てるということになっているが、詳細は10月に公開予定ということで発表されなかった。
自然体験型エンターテイメント施設「オービィ大阪」
知らなかった地球を発見するというコンセプトのシアターと体験型コンテンツ。英BBC Earth制作の完全オリジナルストーリーで展開されるリアルで専門性の高いミュージアム。オフィシャルショップとレストランを除き2016年初頭開業予定。
ひつじのショーンの体験型アミューズメントパーク「ENTERTAINMENT FIELD」
英国の人気アニメ「ひつじのショーン」の世界観を再現した、日本初の常設パーク。
最新鋭シネマコンプレックス「109シネマズ大阪エキスポシティ」
高さ18メートル越、幅26メートル越の日本最大の巨大スクリーンに4Kツインレーザープロジェクターを使用した、映画を超えた次世代映画館。音響は12.1chでこれも次世代。さらに4DXという15種類の特殊効果が仕込まれた座席で楽しむ「座る」というよりも「乗り込む」映画館も併設。
動物たちの移動遊園地「ANIPO」
動物たちがつくる移動遊園地をテーマに全4アトラクションを備えるファミリーやカップル向けのコミュニケーションが広がる空間。
日本一の大観覧車「OSAKA WHIEEL」(仮称)
日本一の120メートルを超える大観覧車。ゴンドラはシースルーで街並みと夜景を一望。オフィシャルショップとレストランを除き2016年春開業予定。
ららぽーとEXPOCITYでは様々なブランドショップやレストラン、おなじみの店舗が並ぶ一方で、日常のお買い物としても使えるようにスーパーマーケットやファストフード店も入る「全部入り」ショッピングモールとなる。
また、地域の情報発信のため、所在地の吹田市情報発信プラザ「inforestすいた」では、全国から来場する人に積極的に吹田市の情報を発信して地域の魅力を伝える。
インフォメーションスタッフのユニフォームは大阪万博における三井グループ館の案内スタッフが着用していたものをイメージしてEXPOという特別な思いを発信し続ける。
開業まであと数か月に迫ったEXPOCITY。
人類の進歩と調和は45年の歳月を経て果たして同地によみがえるのか。
関西の方はもちろん、大阪に行く際には是非とも立ち寄りたい場所だ。
少し気が早いが、交通は大阪高速鉄道大阪モノレール線・万博記念公園駅下車すぐ。
大阪空港から乗り換えなしで約25分。
なんば・梅田・新大阪からは大阪市交通局御堂筋線、北大阪急行直通で千里中央駅からモノレール乗り換えで35-50分。
阪急京都線方面からは南茨城駅から、京阪本線方面からは門真市駅からそれぞれモノレール乗り換え。
※写真は記者撮影
パース図と一部の写真はオフィシャルスチールを許諾を得て使用
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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