大ヒット中の『ジュラシック・ワールド』ヒロインに直撃! 「この映画グリーンバックでの撮影はほとんど無いの」
夏休み映画の大本命! 全世界で記録更新中の『ジュラシック・ワールド』が、現在日本でも大ヒット上映中です。
本作で、テーマパーク「ジュラシック・ワールド」の責任者であり、ハイヒールで恐竜と格闘するキャリアウーマンを演じたのが、ブライス・ダラス・ハワード。父親である映画監督のロン・ハワードをはじめ、母親、叔父、祖父も俳優という、映画一族の中でもひと際輝く美しい女性です。
自身も映画監督を務めるなど、劇中の役柄・クレアと同じく働くカッコイイ女性であるブライス。インタビューでは映画についてはもちろん、自身とクレアの共通点とは? など色々とお話を伺ってきました。
【関連記事】全世界で大ヒット爆走中『ジュラシック・ワールド』の撮影スポットに行ってきた
https://getnews.jp/archives/1043070 [リンク]
―『ジュラシック・ワールド』を観た人なら皆さん、クレア(ブライス)がハイヒールで森の中を走りまくるシーンに驚くと思います!
ブライス:実際にハイヒールで走っているのよ(笑)。映画を観た方なら「ああ、ハイヒールを脱げばいいのに!」とハラハラしたと思うのですが、私はクレアの気持ちになって考えてみたの。クレアはキャリアウーマンで自分に誇りを持っている。だったら、ヒールを折ったり、脱いだりしないで、ジャングルもハイヒールで走ってみせるんじゃないかって。
―なるほど。クレアらしさが最も現れている演出だとも言えますよね。何かトレーニングは行いましたか?
ブライス:特別な事はしなかったは。でもタフに走るのには“足首”が一番大切という事で、足首だけは強化しました。総合格闘家(MMA)のピート・ウィリアムスに、武道で培った本格エクササイズを習って、徹底的にやったおかげでケガは一度もなかったわ。
―ハイヒールで逃げるシーンはもちろん、この作品では恐竜の存在に怯えたり、恐竜に追いかけられる恐ろしさを表現する事が重要だと思うのですが、恐竜を想像しながら演技するのは大変ではありませんでしたか?
ブライス:実はこの映画グリーンバックでの撮影はほとんど無いのよ。
―そうなんですか!?
ブライス:ジャングルは本物だし、ニューオリングに実際にテーマパークを作ったの。ものすごいサイズの恐竜はCGだけど、恐竜に触れたり間近で共演するシーンは模型で作ったアニマトロニクスの恐竜が存在している。アニマトロニクスの恐竜を見ていたからこそ、CGのシーンでもあたかもそこに恐竜がいるような感覚になることが出来たのよ。
―なるほど! 実際に目の前にいた恐竜もいたという事ですね。
ブライス:そうなの。あと、私自身が子供の頃からいろんなことを想像するのが好きだったから自然に演技が出来たのかもね。何かに追いかけられるのを想像しながら裏庭を走っていたらしいから。ユニコーンのアニメとか(笑)。
―映画を観ている間、ずーっと「クレア、はやく逃げて!」って応援してしまいましたもの。
ブライス:ありがとう。観客が自分を投影できるキャラクターにしたかったの。今言っていただいた様に、映画を観ながら「逃げて!」と応援したくなるのは、クレアが窮地に立たされながら徐々に人間性を取り戻していく姿に共感するから。
―そしてクレアを助けるオーウェンの姿に「頼もしい!」となるわけですね。
ブライス:そうね。あれ……、ちょっと待って。いま気付いたけど、クレアはオーウェンに助けられたこと、あったかしら? どちらかというと私がオーウェンを助けていない?(笑)
―あはは、確かにそうかもしれませんね。クレアは勇敢に戦っていました。
ブライス:そうでしょう? でも、オーウェンはとても勇敢で心が温かい人。彼を演じたクリス・プラットもね。もし地球滅亡の日が来たら、私はクリスの家に逃げ込むわ!
―私は映画の中のオーウェンとクレアの関係性もとても気に入っているのですが、ブライスさんご自身も初デートではテキーラは飲まないのでしょうか?
ブライス:私は今まで一度もお酒を飲んだ事が無いの! だからテキーラは飲まないわね。でもあんなに魅力的な男性が目の前にいたら、やっぱりデートはするんじゃない?(笑)
―今日はどうもありがとうございました!
【ストーリー】
事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが……。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。